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シン・ドラマ汁


ドラマ【死神くん】

死神くん
テレビ朝日 金曜夜11時15分~
【あらすじ】予定外の自殺志望者を止めるため、ビルの屋上にやってきた死神。そこには人気ファッション誌の編集長・高山里奈がいた。「仕事も順調、健康状態も良好、異性関係も不満はナシ」という里奈には自殺しようとする理由もなく、死神監死官に「カラスの報告間違いだったんじゃないのか?」と話す。そこに新たな死亡予定者が明らかになる。里奈の監視を監死官に任せ、和田明という男性の元へ向かった死神は、里奈を初め複数の女性と親密な関係にあることを知る。は、女性たちから金を巻き上げる結婚詐欺師だった。

【感想】うーん、今回は実に感想が書きづらいなぁ。監死官メインの回で、それはまぁよかったのですが、出てくる登場人物に感情移入がしづらいしづらい。まず、桐谷美玲はいいよね。可愛いし、演技力もそこそこある。特に最近は軍師官兵衛での活躍が目立ちます。まぁでもそれは官兵衛の感想に任せるとして。このドラマでは柄の悪いカラスの化身を演じてますが、とにかく柄が悪いのであまりいい印象はありませんよね。でもいい印象がないということは、柄が悪いというキャラをちゃんと演じているということです。ただ、原作ではこのキャラ、ほんとに単なるカラスだったらしいんですよねw レギュラーに女っ気がないので、性別不明のカラスを女性にしたんでしょうね。ほんとにカラスに演じさせるわけにもいかないし、CGのカラスにしたらかなり胡散臭くなりますしね。いつもは死神くんの尻を叩いて仕事をさせているわけですが、今回は自分の尻に火がついたため、対象の前に自ら姿を現し、問題を解決することに。しかし結局死神くんと同様、対象に同情して失敗してしまいます。というか、対象となった女、あまり同情できるような女ではなかったような気がしますねぇ。まず、男と連絡が取れなくなったからといって、衝動的に自殺しようとするのもどうかと思うし、さんざん貢がされているのに相手が詐欺師であることを認めようとしない。プライドが高すぎるんですね。実際はすぐ落ち込んだり母性本能をくすぐられたりと、揺れ幅のでかい不安定な精神を持つ女性なのに、肩書きにこだわる余り、肩肘張って無理してしまう。それがさらに精神を不安定にさせるという、悪循環に陥っています。社会の底辺付近を低飛行している私にだって一応プライドはありますから、ある程度理解できないわけでもないですが、私よりずいぶん上のランクの生活をしているわりに、痛々しいなと思ってしまいます。もっと楽になれよと…。日本は女性が強くなったとはいえ、まだまだ男社会です。逆に言えば「女性が強くなった」とあえて言わないといけないということが、男社会である証拠だと言えます。そんな中、女だてらにがんばって地位を築き収入を得る。それはいいことだと思います。むしろがんばってほしい。でも「女だから」と男に叩かれることで、何くそとがんばる、というのも悪くはないと思うのですが、そればかりにこだわるのも何か違う気がするんですよね。目標があるなら、もっと純粋にそれに向かってほしい。女であることにハンデがあったり、男に叩かれたりしても、あまり気にしないでほしい。女である以前に、自分は自分なのだから、自分なりのやり方やこだわりを見つけてほしい。底辺を低飛行する女からのお願いなのですがw 話がだいぶズレました。恐らく今回登場人物に感情移入できなかったのは、男性が考えた働く女性によくいるタイプだったからなのではないかと思います。やや女性に対する理想と蔑視が混じっていたのかなと。かといって女性が描くリアルな女性も、リアルすぎて見てらんなかったりするんですけどねw 女って、男が思っている以上に打算的なところもあれば、一度腹をくくると思いもかけないバイタリティを発揮したり、かと思えば結構サバサバしたとかもあったりするんですよね。




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