Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


煙の向こうに


いつものカフェに座れば
あなたが入ってきて
私の向かいにわって
笑顔で注文をする


今日はあなたと会った記念日
そんなことは覚えていないだろう
何くれとない会話
そうして時間は流れて行く


いとしかったあなた
いつもいてくれることが
なによりうれしかった
記念日なんて覚えてくれなくても


タバコを吸うあなたの
白い煙の向こうには
ちょっぴりかすんだあなたの笑顔
そんなことさえ忘れない


今は誰もいない向かいの席
あなたが来るようで
いつも座って待っている
小さなタバコの箱を置いて


いつの間にか
別れていった二人
私の心はこんなに
あなたを求めているのに


小さな風が
緑の葉を揺らす
青々としたその色が
今は辛すぎる


タバコに火をつけて
煙の向こうに
あなたを探す
もういないのに


思い出が強すぎて
はかない心が強すぎて
記念日が重すぎて
一人の時間が重すぎて


もう涙はたくさん流した
絞り出すように流した
忘れられないあなた
ゆらゆらする煙の向こうにはいない


席を立とう
タバコも捨てよう
でも今はまだ
思い出に浸っていたい

アバター
2014/04/19 08:35
みっちよん元気にしていますか?
はやく タウンに帰ってきてね。



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