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シン・ドラマ汁


ドラマ【神谷玄次郎捕物控】

新番組 神谷玄次郎捕物控
NHK-BSプレミアム 金曜夜8時~
【あらすじ】ろうそく屋・菊屋の娘が人さらいにあった。事件の五日前、店先で刀を振り回していた浪人・半蔵が捕まったが、菊屋の女房の兄と分かり放免される。北町奉行所の同心・神谷玄次郎は怠け者だが腕が立つ。神谷は小料理屋・お津世の店に入り浸りながら菊屋の内情を調べ、菊屋の子守・お杉の証言が出来すぎていることに疑念を抱く。ある夜、菊屋に、娘の身の代として五百両を用意せよと文が届く。

【感想】ごく普通の時代劇ですな。現代劇で言うところの刑事ドラマのような感じで、あまり江戸時代の風情とか情緒を感じさせるドラマではありません。主演の高橋目当てで見ているのですが、今のところイマイチキャラクターが立ってるとは言いづらいです。怠け者というか、年上の元遊女の小料理屋女将とデキていて、家にはあまり帰らずしょっちゅうその小料理屋に入り浸っているという設定なのですが、その女将が中越典子で、あまり目新しくないんですよね。中越典子と言えば、9係の浅輪の彼女、陽炎の辻の磐音の妻のイメージが強すぎる。せっかく高橋という年齢のわりにはフレッシュな主役を使うのだから、その相手役ももうちょいフレッシュな感じがよかったなぁ。まぁ、元遊女で年上なので、あまりフレッシュな若い女優も不自然ですが。あと、彼女は頭が小さくて手足の長い今時のスタイルをしているので、和服があまり似合わないんですね。今でこそ結構見られるようになりましたが、朝ドラで和服を着ていた頃は、全然着こなせてなくて、なんか頭の異様に小さい和紙でできた人形を思い起こさせたものです。また、NHKの時代劇にしては珍しく濡れ場もあったりして、もうちょっと色っぽい女優さんだったらなと思いましたw それから、NHKの時代劇全般に言えることなのかもしれませんが、ちょっとトーンが暗いような気がします。あまりに暗すぎて、メガネをかけないと役者さんの顔がはっきり見えづらく、メガネをかけてやっと、あ、この人はあれか、とわかったりしました。まぁ最初からメガネかけてればよかったんですけど…。夜なのに異様に明るい時代劇もおかしいとは思いますけど、娯楽時代劇なのですから、あまりライティングに凝って細部がわかんなくなるのもどうかなと思います。内容的に視聴層は高齢者中心でしょうからね。高橋本人は、時代劇、よく合いますね。特撮出身なので殺陣も鮮やかですし。ただ前述したように、まだキャラクターがイマイチ立ってない。確かに、周囲はベテラン人気俳優ばかりで、梅ちゃん先生でスポットが当たったばかりの彼にとって、かなりやりにくいんじゃないかと思います。あの中村梅雀が手下役ですからねw 相当やりづらいと思いますよ。でも、梅ちゃん先生の時のように、もっとはじけてほしいですね。彼のように微妙な二枚目半の俳優は、個性を出してナンボですから。まぁ全5回ですでにクランクアップしてると思いますが、これからもっと面白くなるよう、期待しています。




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