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シン・ドラマ汁


ドラマ【相棒12】

相棒12 最終回
テレビ朝日 水曜夜9時~(最終回SPは8時~)
【あらすじ】闇社会の大物・御影康次郎の死刑が確定した。有罪の決め手になったのは、彼の三男・智三の証言だった。出所したばかりの長男・真一と弁護士の次男・悠二は、父親を裏切った弟・智三が許せないため探そうとするが、どうしても見つからない。どうやら、警察がアメリカの証人保護プログラムに似た個人情報の書き換えをおこなったからなのではないか。悠二はそれを主導したのが、今は亡き元官房長・小野田公顕ではないかと踏んでいた。

【感想】まさに、「死せる公顕、生ける右京を走らす」といった回でした。小野田官房長が死んでから、もう3年以上にもなるのですね。3.11の直前だったんですよね。右京とは意見が合わず、利用したりされたりの仲でしたが、あの人はあの人なりに、やはりあれだけの地位に着くだけあって、頭はよかったんですね。証人保護プログラムを嗅ぎつけてくる追っ手のことまで考え、フェイクを用意しておくとは…。危うく私も騙されるとこでしたよ。今思うと、ほんとに官房長の存在は、相棒の中では大きかったんだなと。ただ、大きくなりすぎるがゆえ、官僚という公務員であるにも関わらず、中の人が年を取っても引退できそうになかったから、それなら派手な最期で卒業してもらおうってことで、死なせたような気がしないでもありません。想像ですけどもw そして官房長の代わりとして抜擢されたのが、カイト君の父親・峯秋だったわけです。しかし、右京が特命係に配属される前からの知り合いで、彼の性質をよく知っていた官房長に比べると、自分の息子にも手を焼いている峯秋は、ちょっと物足りませんよね…。それはともかく。久々の輿水脚本で、これぞ相棒!といった感じの内容で、ストーリーの面白さより何より、雰囲気に呑まれてしまうような回でした。最近はいろんな人が書いてますが、やはり輿水氏の書く相棒は、本物感ありますよね。輿水氏の本は、竜頭蛇尾のもあるのですが、今回は膨らみすぎず萎み過ぎず、いい感じの大きさを保っていた感じでした。久々に瀬戸内が出てきたのもファンには嬉しい。まさか服役中、というか、まだ結審してないので裁判中と言った方がいいのかな、その瀬戸内が出てくるとは思いませんでしたねぇ。しかも、拘置所の中だけではなく、外まで出ちゃうとは…。中村嘉葎雄のいぶし銀の演技もよかったです。散々悪事を働いてきた老人が、自分を裏切った息子の墓の前で嗚咽する姿は、さすがというか、ほろりときてしまいました。頭もよく、残酷で、それでいて包み込むような優しさを持った男が、一番愛したのは、自分の優しさだけを受け継いだ息子だったというのも、皮肉ですね。しかし、その息子が父と兄を裏切り、父が死刑になるのをわかっていて証言をしたのですから、やはり血は争えないと思います。この父子4人の間には、かなりの確執があったんだろうなと想像させますね。真一は最後まで、弟が生きていることを疑いませんでしたが、そのカンは外れてなかったというところも、血のつながりを感じさせます。峯秋は、兄と弟、どちらの息子をひいきにしてたんでしょうね? 彼は、康次郎が愛していたのは、長男だと誤解していたので、やはり自分に似て優秀で手のかからない長男を愛しているのでしょうか。それとも、自分に反発してばかりの手のかかる息子を愛しているのでしょうか。一般的に親は、手のかかる下の子ほど可愛く思うと言いますが、どうなんでしょうねぇ。確かに、手がかかる=自分が必要とされるということなので、手がかかる子は自分の存在意義を証明してくれる存在とも言えます。私にはよくわかりませんが、実際それだけでもなさそうだなとも思います。やはり親子にも相性というものがあるでしょう。残酷な子、頭のいい子、優しい子だったら、私も優しい子を愛してしまうかな…。

アバター
2014/03/25 14:55
昔から相棒を見ているファンにはいろいろと嬉しい回でしたね。
瀬戸内さんを見ると、なぜかいつも尼さんの回を思い出しますw
他にもいろいろ出てたのにねw
最近はとみに故長門裕之氏に似てきたなと思います。
長門裕之氏も外務省官僚OBとして何回か出てきましたよね。
親の心子知らずとはよく言ったもので、
カイトは父親のことを毛嫌いしていますが、
峯秋の方は口ではどうなってもいいなどと言いながらも、
やたら杉下のことを気にするなど、どこかで気にしているようです。
いつかカイトのお兄さんも出てくるといいですね。
どんなお兄さんなのかぜひ見てみたい。

メタル侍についてですが、検索してみてびっくりしました。
てっきりアニメだと思っていたのですが、実写なのですね。
ヒロインの三津谷葉子以外のキャストをまったく知らなくて、
ドラマ通だと思っていたけど自分もまだまだだなと思いました…
主人公の顔の白塗りは、原型は歌舞伎のヒーローなんでしょうけど、
外国人ということで、KISSっぽいメイクにしてるんでしょうね~
放映局が全然見れないところばかりなのですが、
1話だけ公式サイトからYouTubeにアップされているようなので、
暇な時に見てみますね。
アバター
2014/03/24 15:26
官房長官、さすがと言う感じがしました。
奥の手の、さらに奥の手。
今回、刑務所から、瀬戸内さんを出したと言う話運びも、無理がなくて。
やっぱり、良い役者さんが揃うと、話に深みが加わります。

自分を裏切ったけれど、一番愛していたのはその息子と言うのが、何と言うか。
墓前で泣く姿が可哀想でした
兄も凄いですね。
野生の勘で、弟は生きていると確信している所が。
もし、仮定として、亡くなっていたとしても、彼はその事実を認めないでしょうね。
杉下がいみじくも指摘したように。

それから、峯秋は、どちらの息子を愛しているかと言うと、どうなんでしょうか。
表面的に嫌って、疎遠そうにはしているけれど、何処かで愛しているのかな。
御影と、何処か重なる部分がありました。
親子と言う物は、はたからでは計り知れない、伺い知れない物があると言う
事でしょうか。
余韻が残る話ですね。

そうそう「メタル侍」と言うのは、カルト的な人気がある、ショートストーリーの
時代劇で、若い子に人気があるようですよ。
なんと言うのか、ちゃんとした正統派の時代劇ではなくて、何処かパロディ的な雰囲気が漂ってます。
ヒロインの町娘が、ミニスカート丈の着物なんか、着て歩くもんかと、ほんに突っ込みどころ満載。
ニコタのアイテムに出て来る、ミニの着物って言ったら分かりますか(笑)

主役からして、青い瞳の外国人で、松平出洲之進と言う名前で、顔はロックバンドのKISSの
メンバーがメイクしてるって雰囲気の白塗り。
敵役は悪のお代官様で、いつも、出洲之進が変身するメタル侍にやられてしまうのですが、
何故か、パターン的に、お代官様が下帯一枚の姿となって、許してって懇願するんですよ。
一度見た時に、あまりのバカバカしさに、これはこれで良いのだろうと。

おまけに、主人公が途中で、英語で決め台詞を話します。
日本語が下手で、町娘のおみつが好きなのに、なかなか告白出来ないと言う、ちょっと
シャイな侍です。

こんな説明で、だいたい、分かりましたか↑
ちなみに私、時代劇は本格的な物が好きですよ^^



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