今年一番笑ったのは
- カテゴリ:お笑い
- 2008/12/19 19:32:43
小説で笑う事は少ないように思うのだが、最近、いちばん笑ったのが、小説だった。
森博嗣のZOKUDAM
笑ってしまうことは少なくて、全体には
ニヤニヤしてしまう
と言うのがふさわしいと思うのだが、一つ、なにやら込み上げてくるように笑ってしまった。
ノベルス版の170から175ページの一節。
「言葉」や「文書」というものが持っている滑稽さを、うまくあらわしている。
この小説全体が、最近の日本人の持っている、子供っぽい部分や、社会のちぐはぐでおもちゃのような構造を、楽しく暴いている。
え〜、この小説については、ここには書きませんので、興味の在る人は、本屋で実物を見てください。
知っている人は、「ああ、れおポンという人は、こうした表現が楽しいのか」とでも、思ってください。
僕は、「冗談」よりも「滑稽」のほうで笑う人間のようです。