ドラマ【科捜研の女】
- カテゴリ:テレビ
- 2014/02/28 13:22:45
【感想】今回は藤倉のいないいつもの科捜研で、真犯人をかばう人物が現れる典型的なケース、そして最後は木8お得意の浪花節になだれこむという黄金パターンでしたが、不覚にもうるっときてしまいました。うどん屋店主の女性とチンピラとの、天邪鬼な応酬がよかったです。こういうの弱いんですよね。口では本心とは違う強がりを言って反目しあっているようで、実は仲がいいっていう。一番印象的だったのは、相棒で亀山がサルウィンに行くため退職した時の、伊丹との応酬。あれはほんとによかったなー。日常では仲のよい友だちや家族同士の間で、結構こんな会話が繰り広げられてるんじゃないかと思いますけどね。でも人生の転機の時の会話となると、一味違いますよね。こういう時、額面通りにしか意味を解せない人って、それはそれでいいんだけど、味気ないっていうか。で、本心とは違うことを言ってる人が、本心から言ってると勘違いして、あの時あんな酷いことを言っていたとか言い出したりして。ああうざいw でも私ってちょっと前まで、額面通りにしか言葉を解せないタイプだったような気がします。だからこういう天邪鬼な会話に魅力を感じるのかもしれません。さて、今回の主なゲストは、うどん屋のばあさんを演じた田根楽子と、チンピラ役・金井勇太、犯人役の村杉蝉之介でしたが、私はこの田根楽子という女優さんを知りませんでした。たくさんのドラマなどに出演しているので、どこかで見たことはあると思うんですけどね。金井勇太は相棒のおバカ3人組など、いろんな役で出てますね。村杉蝉之介は、やはりあまちゃんのアイドル評論家ヒビキ一郎が一番の当たり役ではないでしょうか。てことで、やはり出落ちですよねw あそこでヒビキがチョイ役やってたら、誰だって犯人だってわかりますw あと何回もアルパカの毛の繊維の話をしていたので、火元が静電気だろうというのもすぐわかりました。しかし、最初の殺人はえらいトリックに凝っていたのに、2番目の殺人は計画外とはいえ、あまりに行き当たりばったりの力仕事でしたねぇ。どう考えても血液指紋を残したらだめだろう。返り血を浴びた時のためにウィンドブレイカーみたいな上着を着ていたのに、何故手袋はしていなかったのか。後わからなかったのは、ばあさんとチンピラの関わり方だけで、それは本人の口から聞くしかないので、謎解きとか推理とかまったくありませんでした。まぁ、科捜研はよくそういうタイプの話がありますw ただ粉塵爆発という特殊なネタを使っていたことと、最初に書いた天邪鬼な応酬で、わりと印象深い回だったように思います。