スノーピアサー
- カテゴリ:映画
- 2014/02/24 22:50:22
今年4作目の映画館観賞。
フランスのグラフィックノべルを原作にしたポスト黙示録SF映画。
2014年。地球温暖化を停めるために散布された冷却物質が氷河期を引き起こし、
地球上のほぼすべての生き物は死滅しました。
一年間で地球を周回する永久機関エンジンの列車“スノーピアサー”を除いて・・・。
永久機関エンジン(perpetual-motion engine)が全てを生み出す閉鎖した生態系の中で、
生き残ったわずかな人類は、永遠の階級(エターナル・オーダー)に区分けられました。
フロントの一等席、普通席、そして無賃乗車の後方車両。
劣悪な環境の後方車両に押し込められた人々は、非人道的な扱いを受けながら、
配給されるプロテイン食糧によってかろうじて生き延びていました。
2031年。後方車両のカーティスは、フロントの支配に立ち向かい仲間達と反乱を企てます。
めざすは先頭車両。
感覚的に少し波長が合わなかったのですが、それでもとても観応えがありました。
マンガの登場人物のようなキャラターたちのチープなドラマとゲーム的な展開に、
トンデモSF設定の勢いと映像だけのB級的アクション映画なのかと思ったら、
おおくの寓意が詰め込まれたヘビーな映画でした。
主人公の葛藤はまるで天使と悪魔の代理戦争のようです。
地球を周回し続ける”スノーピアサー”は人類の贖罪の列車なのだと思いました。
★★★★【Snowpiercer】2013韓国・アメリカ・フランス
観賞料金1000円(今年映画館に払った累計4000円/4作)
私の見たスノーピアサーの宣伝は実際の内容とは異なってましたー。
こちらも映画化だそうです♪
→http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140210-00000013-eiga-movi