「ヤーコン」 ではないのですが。
- カテゴリ:30代以上
- 2014/02/18 19:04:46
食用の多年草で 「ヤーコン」 というものがあるそうで,
それのことを書いてらっしゃるブログを読んで,
昔の出来事を思い出しました。
まだ20代半ばの頃の,真夏でした。
東京でしたたか飲んで電車を乗り越して (←またこのパターン。笑),
気付くと家とは反対方向の終点に着いていました。
折り返す電車はもう無く,タクシー代も無く,やむを得ず,
駅前広場のベンチで寝て朝を待つことにしました。
真夏なので上着は着ておらず,
財布や定期券入れを入れた鞄をしっかり胸に抱きしめ,
目を閉じると,あ~ら,いい気持ち。
すぐに寝てしまいました。
しかし,しばらくして 「ハッ!」 と目覚めました。
胸に抱いていたはずの鞄がありません。
身体を起こしてキョロキョロすると,木の陰の暗闇から,
真冬だというのに真っ黒い皮コートを着た若い男が近付いてきました。
ギョギョッっと驚く私に,若い男は小さな声で
「あなた,鞄を盗まれましたね?」
私が 「ええ…。そうみたいです」 と答えると,
その男は胸の内ポケットに忍ばせた通信機に向かって「逮捕!」 と言うと,
突然走り出して,少し離れた場所に居た男を捕まえました。
実は,若い男は駅前の派出所の警察官で,
駅前広場のベンチに寝ているたくさんの酔っ払いの姿を眺めていたら,
一人一人に近付いて何やらもぞもぞしている不審者に気付き,
きっと泥酔者の財布を盗んでいるのだと思い,
警察の制服が見えないようにコートを着て木陰に隠れて見張り,
いよいよ間違いないと確信して仲間に 「逮捕!」 と連絡して,
三人ぐらいで取り囲んで不審者を捕まえたのでした。
寝ていた酔っ払いたちは次々に警察官に起こされ,
「あれ? 財布が無い」 とか 「カメラも無い」 とか言っています。
被害者は全員,ちゃんとした警察署までパトカーで連れて行かれ,
朝まで供述調書の作成に協力させられました。
作業が終わって,帰ってよいと言われましたが,
財布を取られたので帰れないと言うと,お巡りさんは面倒臭そうに,
駅前の派出所まで歩いて行って最低の電車賃だけ借りなさいと言いました。
あらん。意外と冷たいのねえ。
数日後,その男の起訴資料か何かを作るため,
当時の状況を再現した写真を撮りたいので来てくれと,
あの時の駅前の派出所に呼ばれました。
ここはちゃんと協力しようと思い,
私はちゃんとあの日と同じピンクの半袖ワイシャツに真っ赤なネクタイ
(今思うと,すんげえ悪趣味。)で行きました。
カメラを持ったお巡りさんと一緒に駅前広場に行くと,
実際の事件は深夜でしたが写真撮影は午後4時頃だったので,
ベンチには待ち合わせや買い物帰りのたくさんの人たちが居ました。
それを,お巡りさんが,パンパンと手を叩いて大声で,
「はい! 皆さん! 警察です!
すみませんが,この場所を空けてください。
御協力,よろしくお願いいたします。
警察です! この場所を空けてください!」 と言って追い払い,
誰も居なくなったベンチを手で示して,
「さあ,ふみふみさん,どうぞ!
あの夜と同じ形で,どうぞ寝てください!」
などと言ってカメラを構えたものですから,もう,
急に立たされてポカンとしていた人たちは途端に好奇の目に変わり,
私がベンチに仰向けに寝ると,
浮浪者風のお爺さんが私の顔を覗き込んで
「お兄さん,何したの?」 なんて言って,
お巡りさんに 「はい,お爺さん,離れて!
警察です! 御協力をお願いいたします!」 なんて言われるし,
もう,「ああ,俺は,何をやってるんだろう」 と,
寝ている振りではなく自然と目を閉じてしまいました。
で,なんで 「ヤーコン」 でこのことを思い出したかを
この先に書いていたのですが,身の危険を感じて削除~。(笑)
「たしなむ程度にしか飲まない」 で~す~と~ぉ?
体調が悪くても一升瓶を空けちゃう なごみさんが~ぁ?
…。
もう,何も言いますまい…。
財布は,草むらに捨ててあるのをすぐに見付けましたが,
犯人の指紋が残っている大事な証拠品ですから,
有罪判決が確定するまで返してくれないんですよ~。
お,お,「お間抜け」 って言った!
「偉い」 って褒めてる振りして馬鹿にする~!
うぬぬぬぬ~。
おお! 私の迷子の話って,去年の5月29日にブログに書いた件ですね!
実は,今回の記事を書きながら,
「警察に迷惑を掛けたのは,あの時の迷子が最初だったな~」 って思い出し,
次の次は あの迷子で連想して思い出したことを書こうと思っていたところです。
「次」 ではなく 「次の次」 ですので,お間違いなく。
次は男性読者限定記事にしますので,りんぷぅさんはスルーしてください~。^^
たしなむ程度しか飲まない私には理解できないけど~
一つ間違ったら危ないですね(-.-)
やっちゃんなら、お道具を持ち歩いてる可能性があるでしょ?
取られる瞬間に目覚めて、もみ合ううちにグサッ!の可能性が(+_+)
数々の失敗をクリアして、よくぞご無事で(T-T*)ウウウ
すぐに捕まえたのに、お財布が戻らないなんて意外です。
逃げられて戻らないのは、必然的なんですね。
警察の方も大変だなぁ~
真夏にコート着て、起こるかどうか分らない瞬間の為に張るなんて
ふみふみさん!
逮捕に協力したって事ですね!
ふみふみさんがお間抜けに寝なかったら、犯人をおびき出せなかったかも!
偉い! ""ハ(^▽^*) パチパチ♪
わたしも 電車では数々と痛い思いをしたつもりでいましたが、ぜんぜん及びません。(お酒は飲めないので ほとんどがただの 乗り間違いです)
ふみふみさんの 乗り過ごしとかは ハンパじゃないですね。
以前 書いておられた こどもの頃 まったく違うバスに乗って行ったお話も 衝撃的でしたが、いつも冒険者ですね(^^ゞ
な・い・しょ❤ です。
再現して写真撮るなら,もう少し人通りが減ってからにしてもらいたかったですよ~。
こっぱずかしかった~。
たくさん飲んだ夜もお風呂に入るのですか?!
うちのカミサンは私に,心臓に悪くて死ぬかもしれないから,
風呂は明日の朝にしなよと言います。
それと,以前の風呂は湯張りが自動じゃなかったので,
ガスを点けたまま寝ちゃうと火事の心配もありました。
とにかく酔った時に火を使うのは怖いです。気を付けてくださいね~。
そう言われるとますます気になるんですけど~~~。
再現させられるんですね、それはある意味羞恥プレイですなぁ(-_-;)
私もどんだけ飲んでも外でつぶれたことはありません。
電車で寝過ごしたことは何度もありますが^^:
家帰って自分の部屋でバタンと寝ちゃうか、気分が悪くなったりしますが
絶対にお風呂に入ってきちんとメイクを落としてからパジャマに着替えて寝てます(-_-)zzz
危ないですよね(-_-;)
ヒ・ミ・ツ❤ です。
そらぁさんは,家に帰るまでは平気で 帰るとバタンですか~。
女性は,やっぱり家に帰るまでは緊張 (警戒?) しているんですかね?
外でぐでんぐでんになっちゃったら危ないですもんね。
警察の事情聴取って,盗まれた瞬間の状況だけじゃなく,
こっちは被害者なのに その日は何時頃からどこで飲み始めたかから
やたらと詳しく聞かれません?
だから時間が掛かるんでしょうね~。
めっちゃ気になる~~~~~!!
私もけっこう飲みますが、飲んでる間は全然大丈夫なんですよね~^^;
家に帰るまでは、まったく変わりません^^;
が!一歩家に入ると・・・・・・・・・・
目覚めたら・・・・げ・・・・・玄関で寝てた・・・な~~んてこともありましたね^^;
同僚と飲みにいったときに、同僚がバック盗まれて、警察に届けたら
そこから、ず~~~~~と事情聴取で、帰れなかったことありました^^;
おまわりさんに、「帰して~~~~」ってずっと言ってた覚えがあります^^;
お二人とも,読むの早い~!
お二人が読んだ後,「ニコタは誰が読んでいるか分からないから,
やっぱり危ないことは書かないでおこう」 と思い,
タイトルと冒頭部分を修正して,最後の部分はザックリ削りました。
10年前の話は…,どうか忘れてください。(笑)
しかし,あの写真撮影は恥ずかしかったな~。
あのお巡りさん,絶対楽しんでいましたよ。
でっかい声出して,かえって周りの人を集めている感じでした。
あ,あと,財布もお金も返ってきませんでした。
財布は,当然,裁判が終わるまで待っていられないので新しいのを買いましたし,
お金は,お札や硬貨に私の名前が書いてあるわけじゃないので返りませんでした。
ま,会社に戻るタクシー代も無かったのだから3千円も無かったと思います。
あの頃はクレジットカードを持ち歩いていなかったのが不幸中の幸いでした。
再現させられるんですか?!
恥ずかしいじゃないですか?!
ほとんど「罰ゲーム」だぁ・・・
深酒するとそういうことになるんだね!
そのお財布はちゃんともどってきましたか?^^