Nicotto Town



影がうすくなって…

ありさんは 働いた 

朝も 昼も 夜も 夜中も…
外は 晴れなのか、雨なのか?
桜が咲いているのも イチョウが色づいているのもわからず…
季節の匂いも 気付かず…
ただ ただ 前だけを見て 働いた

ある時 なかまが言った
「あれ?きみ、からだが薄くなっているよ」
「え???」

「まだ 足りないの?」
ありさんは 自分を責め またさらに 働き続けた…

そんなある日、天地がひっくり返るほどの雷が 空に鳴り渡った
すでに ほとんど消えかけた体のありさんは
あまりの軽さゆえ 大地に叩きつけられた


それから 何かが音をたてて いっきに崩れ始めた
それは まるで 積木が ガタガタと 音をたてて 崩れるように…

そして 暗い暗い 穴の中に 落ちてしまった
ありさんは 体が動かなくなってしまった

長い 長い間…

 

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2014/02/05 22:32
パチパチ・・・^^:
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2014/02/05 19:30
うん…
 
アバター
2014/02/05 18:50
その後は・・・
なんだか切ないですが・・・




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