Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


夕暮れの橋


橋の袂から
川面を見つめる
いつもそこには
君の姿がたたずんでいた


悲しい表情のそれは
僕のそれと同じ
今までの恋を失って
呆然としていた


声もかけられなった
悲しい者同士
近づいても
空しい想いでしかない


いつしか彼女は来なくなった
どこかで悲しみを癒しているのか
新しい恋を見つけたのか
それは分からないけれど


沈む夕日を見ながら
僕の心も沈んで行く
でもそれじゃあいけない
朝日に照らさなければ


橋を渡っていけば
そこにあるのは出口じゃなくて
入口に違いない
川面はいつでも変わらないけれど


いつか橋を渡って行こう
手をひかれるのじゃなく
自分の足で
入り口に向かって行こう




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