タルタロス
- カテゴリ:日記
- 2014/01/01 12:56:10
タルタロス (古希: Τάρταρος, Tartaros)はギリシア神話に登場する神であり、かつ奈落そのものである
と、ウィキペディアにはある。
奈落を知る事は「怖い」ものだ。
人間の実相という絵をご存知だろうか?
虎に追われ、崖に落ちて藤つるに捕まり、下には三匹の龍が口を開けて落ちるのを待ち構えている。
さらに藤つるはネズミによってちぎられようとしている。
どうあがいても助からない。
そんな状況の中、一滴のハチミツをなめて、「おいしい」と、喜んでいるのが人間であると。
釈尊は説かれた。
どうあがいても助からない状況なのに・・・まだ自分の力で崖を登れるとか、崖の上の虎を倒せるとか、考えてしまうのも人間の性だ。
そして一滴のハチミツをなめ続けているのが、人生そのものではなかろうか?
確実に「死」へ向かっているのに、五感が提供してくれる「ハチミツ」を食べ続けている。
「死」は恐ろしい。
ボクは136歳まで生きてやる・・・などと勝手な目標を抱いている。
それは妄想であり、ホントの所は分からない。
タルタロスがもたらすのは「死」という終わりであり、始まりなのだ。
「死」は全てを持ち去って行く。
あなたの健康も財産も知識も声も・・・。あなたの集めたモノ全て持ち去って行く。
では・・・何のために「今」があり
何のために「今、この健康と財産と知識と声と集めたモノ」たちはあるのだろうか?
その答えはあなたの胸の中にある。
ボクの胸の中にもある。
タルタロスは「奈落」だ。
全てを奪い去る。
記憶さえも・・・。
全ての記憶を奪い去ってくれる、夜の女神ニュクスのところへ連れて行ってくれる番人。
ボクはそう解釈している。
記憶、与えられたモノ・・・。
光明があなたを照らす。
あなたの胸に答えはある。
心の奥深くに。
記憶の欠片を押しのけた先に。
答えはちゃんと眠っている。
あい
答えは自分だけが知っとる(´ー`)