魔の山
- カテゴリ:30代以上
- 2013/12/31 11:25:01
PCまわりの山も片付き
まっさらになったテーブルの前に座り、ほっと一息
「さて、来年のカレンダーでも作るか」
PCを立ち上げ、作業を開始
あとは印刷するだけとなって、ふと気付いた
「あれ、紙はどこにやったっけ」
部屋の一郭は見ないようにしながら、本棚や引き出しを探す。
・・・やっぱりない
ごみと一緒に捨てたか?
ごみ係だった姫様を呼びつける。
「あんた、印刷用の紙知らない?このくらいの青い袋に入ってるやつだけど」
「知らないよ」
「ごみと一緒に捨てなかった?」
「知らないってば・・・あ、あれじゃ無いの?」
姫様が指さす先は、あえてわたしが見えないことにしてたもの
たった一日にして出現した、新たなる山だった
恐れもせず、山に近づく姫様
中腹に垣間見える青い袋を引き抜こうとする
「だめ!」
遅かった・・・
山が
噴火した
崩壊する山
ぞんざいな扱いが、山の精霊の怒りに触れたのだった
ついでにわたしの怒りにもねっ!
「どうすんの、これ!ちゃんと片付けるまで部屋から出さないからねっ!」
「元はと言えば自分が悪いんじゃんっ!いつもだらしないからだよっ!」
・・・はい、おっしゃる通りでございます。
結局、二人で粛々と、山の怒りを静めましたとさ
(#^.^#)
うん
まさかそんな正論を言ってくるとは思わなかったよ
成長してるのね
・・・あと何年くらい一緒に遊んでくれるのかしら
(#^.^#)
めでたしめでたし・・( ´艸`)ぷぷっ
大丈夫よ きっとまた その山は あちこちに散らばり 元の鞘に・・・ ∑ヾ( ̄0 ̄;ノ オ~~タタリジャ~