Nicotto Town



魔の山


PCまわりの山も片付き
まっさらになったテーブルの前に座り、ほっと一息

「さて、来年のカレンダーでも作るか」

PCを立ち上げ、作業を開始
あとは印刷するだけとなって、ふと気付いた

「あれ、紙はどこにやったっけ」

部屋の一郭は見ないようにしながら、本棚や引き出しを探す。

・・・やっぱりない
ごみと一緒に捨てたか?
ごみ係だった姫様を呼びつける。

「あんた、印刷用の紙知らない?このくらいの青い袋に入ってるやつだけど」
「知らないよ」
「ごみと一緒に捨てなかった?」
「知らないってば・・・あ、あれじゃ無いの?」

姫様が指さす先は、あえてわたしが見えないことにしてたもの
たった一日にして出現した、新たなる山だった

恐れもせず、山に近づく姫様
中腹に垣間見える青い袋を引き抜こうとする

「だめ!」

遅かった・・・
山が
噴火した

崩壊する山
ぞんざいな扱いが、山の精霊の怒りに触れたのだった


ついでにわたしの怒りにもねっ!

「どうすんの、これ!ちゃんと片付けるまで部屋から出さないからねっ!」
「元はと言えば自分が悪いんじゃんっ!いつもだらしないからだよっ!」

・・・はい、おっしゃる通りでございます。

結局、二人で粛々と、山の怒りを静めましたとさ


(#^.^#)

アバター
2013/12/31 18:37
ひろさん

うん
まさかそんな正論を言ってくるとは思わなかったよ
成長してるのね

・・・あと何年くらい一緒に遊んでくれるのかしら

(#^.^#)
アバター
2013/12/31 13:21
あはは~ 鋭いところを疲れましたとさぁ。。
 めでたしめでたし・・( ´艸`)ぷぷっ



大丈夫よ きっとまた その山は あちこちに散らばり 元の鞘に・・・ ∑ヾ( ̄0 ̄;ノ オ~~タタリジャ~



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