ゼロ・グラビティ 3D
- カテゴリ:映画
- 2013/12/29 21:31:07
今年51作目の映画館観賞。
SFスリラー映画。
地上600㎞の宇宙空間でスペースシャトル・エクスプローラー号がスペースデブリの衝突により大破、
からくも死を逃れた船外作業中だったミッション・スペシャリストのライアン・ストーンと、
ミッション・コマンダーのコワルスキー中尉は、地上クルーとの連絡も途絶えたまま、
宇宙空間を漂うことに…
とても観応えのある映画でした。
メタファーが織り込まれた圧巻の映像で一人の女性の臨死と再生のドラマが綴られます。
最後のシーンに映しだされたタイトルに、まるで“Gravity”を感じたような気がしました。
ただ、リアル感がすばらしすぎたせいか、非現実的な演出が飲み込めずやや混乱しました。
現実なら死んでいる状況に、すべてが死に間際の脳内出来事なのかと。
美しいシーンに感動半分、それはないわと思うとても覚めた気分半分。
SFと言うよりクリーチャーの出ない宇宙空間疑似体験付ホラー映画のようでした。
ジョージ・クルーニーが演じたコワルスキー中尉が、あまりにもかっこよくて、
その冷静な判断力と安定感に、ヒロインよりも損失が大きいと思ってしまいます。
あんな風にずっと語りかけてもらえるのなら何も怖くないと、うっとりしてきました。
ほぼサンドラ・ブロックのライアンが独演状態で、少ないコワルスキー中尉の登場シーン中に、
顔が映ることはさらにわずかなのにもかかわらず、ジョージ・クルーニーが濃いです。
映画を観ずにつけたような邦題が残念です。
★★★★☆【Gravity】2013アメリカ・イギリス
(TOHO1ヶ月フリーパスポート中、+3D料金300円)
>のめサマ 映像が素晴らしくて、じゃまくさい3Dメガネが気にならなかったです^^
確かに邦題の”ゼロ・グラビティ”は?ですね。
単に宇宙空間=無重力で、邦題にしたとしか思えません^^;
原題の意味は、地球と宇宙船、ライアンとコワルスキーの関係など、もうちょっと意味深かと思います。
宇宙空間の3D映像が素敵でした。