☆契約
- カテゴリ：仕事
- 2013/12/22 00:10:35
１契約の締結
日本は自由主義社会であるので、個人同士がどのような契約を結ぶかは原則的に自由です。これを「契約自由の原則」といいます。ただし、国家などからの干渉はない代わりに、損得などは自分で判断しなければいけません。
また、その他に契約に関する自由には次のようなことが含まれます。
・相手方選択：契約の相手方を誰にするかを自由に選べる自由
・締結：契約を締結するかしないかの自由
・契約内容：どのような契約内容にするかの自由
・方式：どのような契約の方式にするのか決める自由
２附合契約
契約は上記のように原則的に自由ですが、実際には契約内容は一方的に定められていることが多く、契約を締結するかどうかの自由のみがあるだけということがほとんどです。このような相手方当事者の作成した契約条項通りの契約をする（またはしない）ものを附合契約といいます。また､そこに使われる予め作成された契約条項のことを約款といいます。
このような契約は不特定多数の者を相手にする大量の取引を画一的、効率的、平等に行うことができるので便利な反面、一部の者に不利な条件を押し付けることにもなりかねません。そのため、広く使われる約款は官庁の認可や届出が必要になる場合もあります。
