Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩



冷たい雨が本降りになって
かさの花が咲く
寄り添うように1本の傘で
人ごみの中を歩いていく
二人は押し黙ったまま


こんなことはもう
お終いにしなければならないのかも
私はあなたを愛している
あなたは私を愛している
でも現実はついて来ない


路地裏で傘を落として
そっと口づけを交わす
こんなに愛しているのに
なぜ人はかき乱すの
なぜピリオドを打とうとするの


何が悪かったの
誰がどうしたの
涙もながれない
だってこんなに愛しているんだもの
隙間風が冷たい


また1本の傘をさして
人ごみを歩いていく
彷徨う私たちは切符を買って
それぞれの電車に乗って行く
もう送ることもなく




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