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シン・ドラマ汁


ドラマ【科捜研の女】

新番組 科捜研の女
テレビ朝日 木曜夜8時~
【あらすじ】農園経営者・篠塚秀実が、温室内で死体となって発見された。マリコたち科捜研のメンバーも現場に駆けつけるが、奈良県警から異動してきた新任の鑑識課長・藤倉に「科捜研は後だ。まずはウチが調べる」と追い払われ、なかなか遺体に近づけさせてもらえない。だが、マリコは現場に残るかすかな匂いに気づき、即座に死因が青酸ガス中毒であることを見抜く。自殺ではないかと話す相馬たちの会話を耳にした藤倉は「判断するのは刑事だ」と激怒する。

【感想】初回なのに拡大枠じゃないなぁと思ってたら、前後編だったでござる。まだ事件の概要ははっきりしてませんね。最初にあった秀美の不審死、そして男性の誘拐事件。今のところこの2つを結びつけるのは、鷹城科学鑑定ラボラトリー宛に届いた写真と映像?しかないわけです。何故犯人はこの2人を狙ったのか。今のところこの2人の関係は分かってないですよね。また、後者に関しては本当に殺す気があるのかどうかも謎です。殺意があるならあんなまどろっこしいことはせず、最初に忍び込んだ時点で殺してますよね。あと、マリコたちが犯人のミスリードに引っかかって駆けつけた場所で、結局爆弾が爆発してしまうわけですが、あそこで殺されたのは、拉致された男性ではありませんでした。あの男は一体何者なのか。まったく無関係なのに巻き込まれて殺されてしまったのか、それとも元からあの男を殺す予定だったのか。犯人の意図がまるでわかりません。そもそも最初の不審死事件が、殺人だと気づいてほしかったのなら、もっと現場に殺人である証拠を残すべきだったんじゃないでしょうか。不審だったのはどうしても通らないと現場に行けない場所にある監視カメラのプラグが抜かれていたという1点のみで、他は科捜研と鷹城ラボの両方で調べても、他殺の証拠が出てこなかったということは、この時点では犯人は殺人であることを隠すつもりだったのかな。もしくは、実行犯と写真を送りつけてきた犯人とは別人である可能性もありますね。ただ、もし別人だとしても、その後の拉致爆発事件の手際を見ると、科捜研を手玉に取っている感があり、どちらとも警察や科学捜査にかなり詳しい人物の手によるものだと思われます。やはり同一人物なのか。そこで今回初めて出てきた登場人物について考えてみましょう。まず土門が疑っている藤倉ですが、彼の写真が公式サイトのキャストのページに掲載されているという、メタ的な理由からして、犯人の可能性は低いと思います。また、一番怪しい人物は犯人ではないというミステリーの法則からしても、除外してもいいとまでは言いませんが、可能性はかなり低いと思われます。次に鷹城ラボの所長ですが、今のところ好人物として描かれている分、逆に怪しいですね。知識や実行力からしても、犯人の最有力候補です。彼のところに写真や犯人の手紙が送られてきた点も、怪しいです。ただ動機がわからない上、ああいった理系バカは仕事のことしか考えていないことが多いので、こういった半ば愉快犯めいたことはしないような気がしますね。もう1人は最初に死んだ秀実の義弟の弁護士です。彼も刑事事件を担当した経験があれば、ある程度の知識はあるかもしれませんが、何分素人なので実行力については未知数ですね。彼の場合、自分が犯人であることがバレさえしなければ、秀実の死が他殺だと断定されることで、妹におりる保険金を入手できるという、動機もあります。ただ思ったのですが、果たして秀実の死は本当に他殺だったのでしょうか。彼女の他殺説を裏付けるのは、今のところ犯人が送りつけてきた死亡直後の写真と、監視カメラのプラグが抜けていたこと、この2点だけで、どちらとも直接的な証拠ではありません。死亡直後に死体を発見したら、写真くらいすぐ撮れますしね。あと気になったのは監視カメラのプラグが抜かれたのは正確に何時頃だったのかということ。巧妙な犯人のことですから、他の監視カメラに映ったりはしてないと思いますが、その時の関係者のアリバイくらいは調べることができそうですよね。次回、マリコが拉致られたりと、事件は意外な展開を見せるようですが、少なくとも今回はいろいろ推理できたので面白かったです。誰が犯人か現段階ではまったくわからず、解決編が楽しみです。




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