ひまわり(人工衛星)のスピード
- カテゴリ:勉強
- 2009/08/14 16:10:55
今日は、毎日天気予報でお世話になっている宇宙上空に居る『ひまわり』について勉強してみましょう。
ひまわりは日本が打ち上げた人工衛星で、もう5か6号機になっています。
ひまわりなど静止軌道上に打ち上げられた衛星は、赤道上空36000㎞の所で静止居ているように見える。(これは地球上で見ているから)
しかし地球は1日1回自転しているので、衛星も1日に1周している。
と言う事で、衛星の飛んでいるスピードを考えてみました。
地球の半径は、赤道上で、6378㎞なので、36000㎞上空の衛星の
1日に動く距離は2πr=2*3.14*(6378+36000)=266133.84㎞となる
1日は24*60*60=86400秒だから
266133.84÷86400=3.08㎞/秒となり、
静止衛星といえども地球から見ると、秒速3キロメートルのすごい速さで飛んでいることになります。(私も始めて計算してみました)
ちなみに日本にいる人が地球上で動いているスピードを計算して見ると、
日本の緯度を35度として、1日に動く距離は、
2*π*6378*COS(35)=32810.186㎞となり
秒速にすると32810.186÷86400=0.3797㎞/秒となり
みんな1秒間に380m西から東に動いていることになります。
なぜ動いていることを感じないかというと、同じ速度で動いているからで、加速度がないからです。
またこのスピードは人工衛星を打ち上げるときの初期のスピードに加算されるため、衛星は南方で東に向けてよく打ち上げられるのです。
(赤道近くで東に打ち上げるのが一番燃料を節約できます)
考えられないくらいのエネルギーが必要なので、考えたこともないですけど、
380m/秒は時速に直すと1367㎞/Hとなり、新幹線の5~6倍の速度で走っている物を止めるのですから、
逆にこのスピードで東方向に水平に打ち出す様な感じになり、すごい距離飛んでいくことに成るんでしょうね。すべてのもが同時に。落ちる所は地球の重力と質量と空気抵抗によって決まります。
地球脱出速度は11㎞/秒以上なので宇宙空間への放出はないですが、みんな壊れるかそれなりの距離飛んでいくでしょうね。
ピタリといきなり地球が止まったら
どうなるんだろうか・・・?
と、子供時代、真剣に考えたこと有ります
夕方太陽が沈んだ後の西の空や、夜明けの東の空に良く光って見ることができますよね。
それにしても、南の島は空が綺麗なんですね。
夜の星も良く見えるんでしょうね。
その内、衛星を軌道に乗せる話をまた書きます。
いかにロケットの燃料を少なく打ち上げるかという話です。
日本の衛星は90%以上の確立で打ち上げ成功しています。
昔よくTVで見られましたが、管制室で成功したときはみんな手をとって喜びます。
1つの衛星を上げるのには、部品レベルまで考えると何千、何万人という人がかかわっていますからね。
その人たちの思いが1つになっての結果です。
人工衛星も、もうスピードなのですね。
勉強になりました。
南の島では、消えない流れ星だと思ったら、
動いてる人口衛星だったなんて、しょっちゅうです。