不死鳥のフランメ
- カテゴリ:音楽
- 2013/10/08 21:31:48
Disc Review
不死鳥のフランメ
マリア×風鳴翼(CV 日笠陽子×水城奈々)
KICM 3257 KING RECORDS
1.不死鳥のフランメ
2.不死鳥のフランメ tv size
3.不死鳥のフランメ off vocal
基本データ
TVアニメ「戦姫(せんき)絶唱シンフォギアG」のキャラクターソングシリーズ第1弾で、劇中歌。当世、声優界屈指の存在と言える、第一級の歌姫・水城奈々と日笠が真っ向勝負、アニメの設定同様に二人が刃を交えるデュエット曲である。
総評
水城・日笠、両者のヴォーカルスタイルの対比を聴く事が出来て、実に興味深い曲である。それぞれの持ち味を活かした楽曲である事は言うまでもない。声優界で大成功を収めている先輩に胸を借りるといった以上に、日笠が堂々と渡り合う姿が勇ましい。二人のヴォイス・個性のぶつかり合いが醸し出すケミストリーは、想像を絶する高次元を創り出す。二つの個性が鬩ぎあい、融和する、その瞬間のエネルギーたるや測りしれないものがある。
1.不死鳥のフランメ
水城は現在、声優界随一の歌姫であろう、それは認める。しかし、日笠は対してロックヴォーカルなのである。スタイルが異なる。ヴィブラートを駆使してヴォーカルテクニックを前面に出す水城に対して、飽くまでストレートに、突き上げるように伸びやかに歌い上げる日笠のスタイルが対比されて妙味が引き出される。その相乗効果が良い方向に出た。この曲、オタク連だけに聴かせておくのは実に惜しい、惜しい事である。二つの個性的なヴォーカルの掛け合いからユニゾンやハモリに至る過程は、印象的で感銘的に耳に残って心を掴む。
豊穣を湛えた、柔らかくも強靱に撓る日笠の歌声を聴くと、背筋がゾクゾクして高揚感が湧き起こる。日笠ファンである以上、日笠がメインで水城を引き立て役に聴いている姿勢は御容赦願いたい。
全体的に重厚なキーボードサウンドが支配的、時折現れるアコースティックギターがアクセントになるアップビートな曲調で、'00年代に流行った打ち込み系アニソンとしての懐かしい面も持ちつつ、格好良い曲である。
ちなみにタイトルのフランメは、flame(火・炎)のドイツ語とするが、ここは、二つの個性がぶつかり合って迸る、色彩としての炎のような輝きと捉えたい。
註)この曲は水城奈々のツアーにおいて、日笠がゲスト(シークレット)として披露されたという。日笠ファンとしても、それは実に目にしたかった情景である。
青ガチャ、お互い早くコンプできるとぃぃょねぇ♬
イベントと青ガチャ、同時に始まったねぇ♫
こんなのって珍しいよねぇ( ´ー`)
フォトンマインドとサイレントバイブルと夢幻と深愛が超好きなんだ( ● ´ ー ` ● )