ドラマ【八重の桜】
- カテゴリ:テレビ
- 2013/09/16 16:42:00
【感想】もう、前半の会津編とはまったく違うドラマですね。今回は学園ドラマになってましたw 熊本バンドについては、今までいろいろ調べているうちに知ったのですが、こんなにいやなやつらだったんでしょうかw ちなみにジャーナリストを志している徳富猪一郎は、後の思想家・ジャーナリストの徳富蘇峰で、日本史を齧った方なら名前に聞き覚えくらいはあるかと思います。そしてその弟が小説家の徳富蘆花ですが、この頃はまだ子供だったようですね。蘇峰の方もこの頃まだ13歳ですので、今だと中学生くらいということになります。山本家に助けを求めにきた金森は19歳くらいだったようですけどね。しかし、居場所を求めて来たわりには横柄で注文が多いですよね。襄もあんな面倒なやつら、本人たちの希望通り追い出しちゃえばいいものを、そうしないのが襄なんですよね。後々はどうか知りませんが、学生である彼らはキリスト教徒は名乗っているものの、中身は士族の子弟だった頃と何ら変わっていないような気がします。何故彼らがこうも熱心なキリスト教信者になったのかは、士族が武士としての特権をほぼ失い、生きがいをも失ってしまったからなんですね。彼らはそれを宗教に求め、士族の乱に身を投じた士族たちは、それを新政府にぶつけたというわけです。とはいえ金も後ろ盾もない彼らが勝てるはずもなく。結局は死に場所を求めたようなものですね。めんどうくさいですね、武士って。一方、鵺とバカにされた八重ですが、そんなことを気にするような気の小さい女であるはずもなく。何しろあの戦火の中、大事な人を次々と失いながらも、鉄砲を片手に縦横無尽に活躍したのですからね。あんな経験をすればもう怖いものなんか何もないでしょう。この頃八重は31歳。彼女からしたらいくら粋がろうが生意気だろうが、彼らは子供ですよ。最初の夫、二番目の夫の間にも子供が生まれませんでしたから、彼女にとっては学生たちが子供のようなものだったんでしょうな。ただ、これは現実の話ですから、学園ドラマのように予定調和が待ち構えているわけではありません。どのような展開になるのか、楽しみですね。次回はついに西南戦争の話です。近来にないイケメン西郷は、どんな最期を遂げるのでしょうか。
どんな人かまでは覚えてなかったんだけどね。