お約束のお話をひとつ・・・。　(*￣ノω￣)ｺｯﾁｮﾘ

今を遡ること３０年ほど前のお話・・・。

幼稚園時代からの幼馴染の悪友がトレノＧＴ（年式忘れました）を買い、翌年私はTA-45の角目のカリーナＧＴを買い、２台でよくつるんで走ってました（２台ともＦＲです）

いつしかその親友がダートトライアルに興味を抱き、Ｂ級ライセンスを取り、やがて競技にも出るようになり、その面白さを私にも教えてくれたり・・・

その影響もあって私もライセンスを取得しダートトライアルの世界へ足を踏み入れたわけですが・・・

トライアルのコースは全長忘れましたが（どうでもいい話なので）大体一周を２分位で走りそれを２周、２回のタイムアタックをして早い方のタイムでランク争いをします

車の改造にも色々ランクがありますが、ＷＲＣで例えると 改造なしのグループＡ、改造車のグループＢといったようなもの
一応足回りや駆動系（足回り、ＬＳＤ、クロスミッション等）はＯＫで、エンジンの改造はグループ分けされてました

競技に出る前から色々改造はしていたので、競技に出るにあたって交換をしたのはクロスミッションとファイナルギアと、トライアル専用のタイヤくらいなもので、その他のバケットシート、４点フルハーネス、ショックアブソーバー、ロアアームの延長、ロールバー、ストラットバー、強化バルブ、口径３０㎜のモモのステアリング、他にもあったような・・・

取り敢えず足回りはダートラ用に変更して何度か試し乗り（公道）をし、いい感じの物をセッティング（普段はフロントにビルシュタイン、リアにルート６のセッティング）

競技の手続きは書面と、ちょっとした車検をやってという感じ・・・
で、ゼッケンを車体サイドに貼り付けて、順番が来たらＧｏ❢って感じです

コースは全般的にテクニカル系で上りや下りやコーナーの角度も色々・・・

大体１０秒前くらいからスロットルを秒ごとに開いたり閉じたり、５秒前にはほぼ全開・・・（レッドゾーンまでは回さない）
というか、スタートを切った時のトラクションで最大トルク以下に落ちないようにしなきゃならないわけで、そこが難しいところ

スタートを切ったら後は最大トルク以上を維持した状態で、コーナーはインべたで通過していきますが、コーナーとコーナーの間の直線は殆どないですから常時ステアリングを右に左にとドリフトを掛けるキッカケ程度に切っていくわけです

まあ、こう書くと簡単そうに感じますが、コーナーの大小によってはコーナーの入り口手前付近で逆カウンターを当ててからコーナーに侵入する場合もありますし、次のコーナーへ侵入する際のコーナー取りも合わせて行かないと１秒２秒の差なんてのは簡単に開きます

ドリフトのきっかけをつくるのは一瞬のハンドル捌きで、あとはアクセル開度の調節で行いますが、開度を間違えると強アンダーになってフロントがグリップしないまま逃げたり、逆の場合はドリフトがかかりすぎてカウンターを当てすぎたりと、こうなるとトップ争いは無理って感じですね

コーナーへの入り口手前からドリフトを掛けていきますが、カウンターは最小減に留め、クリッピングポイントの位置から先はカウンター角を０度にして立ち上げていくのですが、そうは問屋は下してくれないのが現状で結構難しいですし、緊張もしてますので普段の走りが出来なかったり・・・

ナンバー付きの一般車両は普段でも乗りますのでひっくり返したら大変ですから若干スピードも抑え目にも見えますが、改造部門はやはり迫力満点で期待通りひっくり返ったりしますので面白いですｗｗ

ダートトライアル３回と、スノートライアルを１回経験しましたが、ダートの方は自己最高（２回目の出場）で3位、表彰台でした　＾＾ｖ
中々強者がいるのでそう簡単に１位なんて取れないですねぇ～　＾＾；
因みに悪友の自己最高は５位だという事です（出場するドライバーにもよりますので・・・）
スノートライアルは場馴れをしに行った程度ですので、確か６位くらいだったと・・・

その後、エンジンをフルチューンして、走っていましたが、９年目でエンジンブロックにひびが入りポイッ ~(/=^‥^)/ ⌒●　しました　ﾟ(ﾟﾉ∀｀ﾟ)ﾟ｡ｱﾋｬﾋｬ
全改造費の１５０万もポイッ ~(/=^‥^)/ ⌒●　　_|￣|●)))ｶﾞｸｯ

でもねぇ～当時、ＴＲＤから出していたブルーのカムカバーの２ＴＧは欲しかったな～
エンジンのみで、２ＴＧが３００万、18ＲＧが５００万だったと思ったけど・・・

とまあ、こんな感じです　＾＾　
今は多分カテゴリーも増えてるし規定も色々変わっているんだと思うけど、どうなんだろうねぇ・・・・？

若かりし日の思い出より・・・。　　By 銀嶺　<(_ _)>