Nicotto Town



お題「最近気になる本について」


ニコタ友達のシシルさんに教えてもらった十二国記シリーズの新刊が新潮社文庫から発売されたというので気になっていまして、やっと読み始めたところです。
4つの短編から構成されています。まだ一つ目しか読み終わっていませんが、登場人物の抱える悩みが高潔な感じで新鮮でした。
テレビの娯楽番組も楽しめますが、人間ってそれだけじゃだめだよねーみたいなことを感じたりしました。

十二国記シリーズの世界観を理解するには、この本から入るのは難しい気もします。
ジャンルはファンタジーというかミステリーというかサイエンスフィクションというか微妙ですが、日本の少年や少女がもともとのお話の主人公で、架空の国に放り込まれて生きていくお話で始まります。複数の人物の複数の場所での生き様があるところで交錯する面白さのあるお話です。
長編小説の前半は、主人公が読者の期待を裏切るような言動を取り続ける、うつうつ感が長く続きます。読んでいてここをがまんできると、途中で、何かに目覚めたかのように、言動が高潔になり、さっそうとした、気持ち良いエンディングに向かっていく。みたいな構成の長編小説が、これまで何編か発表され続けてきています。
興味のある方はこちらをどうぞ。

http://www.shinchosha.co.jp/12kokuki/





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