Nicotto Town


すずき はなこ


生きているということ。

隣の漁港で事故があった。
クルーザーの素人船長だろうか、
錨綱が切れたので、自分で潜って繋ごうとしたらしい。
5分経っても、上がってこないと乗り子が慌てて人を呼んだが、
しばらくたって、
船底に、引っかかっていたのが発見された。

今日の天気は、熱帯低気圧の影響で、暴風雨。
なんで、こんな日に、海に潜ったか。
しかも、命綱なし。

アンカーロープなど、無けりゃぁ無いで、
友綱をしっかりくくって、
シケが過ぎてから、やればいいことなのに。
(潜ったところで、30センチ先さえ見えなかったはず)

港は、大騒ぎになっていた。

海をなめてはいけない。

クルーザーを所有していたというのだから、
そこそこのお金持ちではあったのだろう。
それが命取りになった。
彼がもし、貧乏で、
一生懸命働いて、家族を養うのが精いっぱいであれば、
冷たい海で、死ぬことも無かったかもしれない。

むかし、わたしは体が弱く、しょっちゅう入退院を繰り返していたが、
ある日、病室の窓から見ると、
向かいの病棟で死人が出た。
いつも賑やかな、小児科の病棟だった。
横たわる人の大きさからすると、ご遺体は、3,4歳だろうか。
すがって泣く数人の大人が、サイレントで目に焼き付いている。
そのとき、
「わたしより、ついてないヤツがいる」と思った。

わたしは生きている。
それだけで、ついている。

間違いはない。

アバター
2013/09/05 11:23
謹んでお悔やみ申し上げます。
自然の力には勝てませんから
気をつけないといけませんね。
竜巻とか洪水も^^;

自分が不幸になって始めて
今までが幸せだったと感じます。
アバター
2013/09/05 01:45
自然を甘く見てしまったのか、それともクルーザーが心配なあまり
判断を誤ってしまったのか?  どちらにしても残念な出来事ですね。
アバター
2013/09/04 22:15
こんばんは。
五体満足で生まれてこれたこと、大した病気を患うことも無く、重大な事故にも遭わず、穏やかに年を重ねてやがて安らかに逝く。これは幸運の連続で、奇跡なのかも。
アバター
2013/09/04 20:50
運の良さを感じ、生かされていると思う時があります。
その分、何かしなくてはいけないという衝動にも駆られますが
なんだろう・・・
最近思います。
私は私の為に生きている。
子どもも大切ですが、私も大切
私が充実していないと生活が充実しないんだろうな~って

話がそれてごめんなさ~い(*´∀`*)ポワワ
アバター
2013/09/04 18:30
ブログ広場からこんばんは

そうですね。こうやって毎日どこかで事故が起こっているこの世の中
生きているということが最も幸せなこと。改めてこの生に感謝できました。
アバター
2013/09/04 17:39
少しナーバスになっています。
ご冥福を、お祈りいたします。

生きているということが、
感謝できる、また重みを感じる一日でした。



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