大山鳴動して鼠一匹
- カテゴリ:日記
- 2013/09/03 21:32:20
そういうわけで昨夜は12時くらいに就寝。
…が、暑さからか緊張からか1時20分に目が覚める。
…まぁ、いつもだったら
これから寝るかー。ってな時間に起床なわけだから、
変な緊張もたしかにある。
あと、あの崖、上から見た分にはちょろそうだったけど、
ほんとはけっこうヤバい崖だったらどうしよう。
あの崖を登れなかったら、もうすこしいったところのちっちゃい足場を登るしかないかなー…とか。いろいろ考えながらうとうと。
で、4時30分起床。日の出は本日5時13分。←調べた。
日の出とともに決行じゃー!!
現場にいって、帽子がまだ同じ場所にあるか、確認。
昨夜川上にもこのへんにも雨は降っていなかったらしく、増水無し。
これなら楽勝♪
というわけで、現地脇にあるベンチでサンダルを脱いで靴下をはき、長靴に履き替え。すべての荷物はデイパックにin。
指先にゴムの滑り止めがついている軍手をはいて、
進入禁止のためにとりつけてある柵とビルの間の30センチのスキマを抜け、
崖のある位置までまずは降りることに。
よくよく見ると、15センチくらいの石をくみあわせて、針金でがっつり止めてあるだけの崖なんですが、正直あちこち木も生えてるので、
上り下りできなかったらどうしよう…という私の心配は杞憂に終わる。
…てよりこれ、長靴に履き替える必要性があったんだろうか…。
疑問におもいつつ、崖を2mほど降りて、河ぞいに作られたコンクリートの通路を帽子にむかって進む。
…実は。帽子がひっかかってる位置は、駅のロータリーをはさんで向こう側。
そこまで行くためには、ここからロータリー下を流れている河の脇のコンクリ通路を進んで行くしかないのです……。
と、大仰にいってみますが、進入禁止というか人が入れない様に作られている上、最近ところどころで河川工事をやっているため、関係者の方々が
掃除をしているらしく、その通路…めっちゃ綺麗…。
おかげであっさり帽子の場所までつきました。まぁ、50mくらいのトンネルですから、すぐです。
……もっとさ、でかい鯉の死骸とか水鳥の死骸とか骨とか、鼠とか、あるかもと、
戦々恐々としてたのにさ……綺麗っぽい上、暗くてよく見えないからわかんなかったし。(この河の鯉は、栄養いきとどきすぎて70cmクラスが平均。)
で、長めの火ばさみを持って行ってたのでそれで帽子をつまんでビニール袋にin。
きた道戻って崖のぼって、もうめんどうくさいやとばかりに
長靴ははきかえずにそのまま帰宅。
出て行って戻ってくるまで実に30分。
………もっと大変かとおもってたのにー……。
もしくは登れなくて関係者に見つかってお目玉くらうかもーとか。
てへぺろ。ではすまされない年齢だけに捕まったらまずいやばい。いや、でも、帽子落としたんです。でなんとかゆるしてもらえないだろうか。とかとかとか。
いろいろぐるぐる考えた末、服装はあまり目立たない黒Tシャツ着ていったりしてたのにーーーーーーー!!!
あっさりすぎだよぅぅぅぅぅ。あれじゃ、燧ヶ岳の鎖場のほうが100倍大変だったよ〜〜〜!!
…とか。
でもまあ、私のテーマなんて所詮「大山鳴動して鼠一匹」というやつだからなー……みっともない事この上ないけど、でも、結果平和だからいいやー。とかそんなこんなを考えながら風呂場で帽子をがっつり洗いました。(運動靴用の洗剤を使用。)
そういうわけで、帽子、復活しました。
本人的にはけっこうな冒険だったんですが、書くと全然たいしたことがなかったという……。
ただ、川底から道のほうを見上げたときのあの雰囲気は、
普段の生活では見られないものだったので、とても面白かったです。
……なにより、このあたりの河には
蛙がいなくてほんとに僥倖…………。←マジ苦手。
アウトドアウィメンではありませんが、帽子は大好きで一年中とっかえひっかえしております。
危険も苦労もあまりなくてよかったのですが、
とにかく人目による羞恥がいちばんの問題だったので……//// それさえクリアできれば。
夜明け行動できて、ほんとうによかったです。
おにぎりんさんの帽子さんたちも、大事にしてあげてくださいね。
ありがとうございます。ご心配も、おかけしました。
でも、なんででしょうねー。この話を聞いた人、すべてが「危ないからあきらめようよ」とは
ひとっことも言ってくれなかったという……www
帽子は、今後はなにかちょうどいいモノ(たとえば眼鏡用のチェーンとか…)で
がっつり頭にくっつけておくことにします。…さすがにゴム紐はね、ちょっとね…。
一年中帽子をかぶっているアウトドアマンとしては、
帽子を大事にするTicoさんに共感するとともに、
その行動力に敬服しました。
危険でもなく苦労もあまりない冒険も良いものだと思いますw
結果的にで、備えあれば憂いなし。
準備万端ゆえの余裕かもですね。
ともかく、なにもなくて良かったです。
Ticoさんだから、余裕だろうとも、
心配だなとも思えて。よかった。
ともかく、帽子、大事にする気持ちが大好きです。
今後、帽子、飛ばされませんように、
離れ離れになりませんように、
Ticoさんが、また、こんな冒険で、
怪我しませんように。祈ってます。