読売新聞のナチス的手法
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- 2013/08/05 00:11:47
読売新聞が取り上げた麻生副総理の7月29日発言要旨は以下のとおりhttp://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20130801-OYT1T01081.htm?from=popin
単なる護憲、護憲と叫んでいれば、平和が来るなんて思っていたら大間違いだ。改憲は単なる手段だ。目的は国家の安寧と繁栄と国土、我々の生命、財産の保全、国家の誇り。従って狂騒、狂乱の中で決めてほしくない。
ヒトラーは民主主義によって、きちんとした議会で多数を握って出てきた。いかにも軍事力で取ったように思われるが全然違う。ワイマール憲法という当時ヨーロッパで最も進んだ憲法下にあってヒトラーが出てきた。常に憲法が良くても、そういったことはあり得る。私どもは、憲法はきちんと改正すべきだとずっと言い続けているが、わーとした中でやってほしくはない。
ワイマール憲法もいつの間にか変わっていて、ナチス憲法に変わっていた。誰も気づかないで変わった。あの手口に学んだらどうかね。本当に、みんな、いい憲法と、みんな納得して、あの憲法が変わっているからね。僕は民主主義を否定するつもりも全くありませんし。しかし、重ねて言いますが、喧騒けんそうの中で決めないでほしい。それだけはぜひ、お願いしたい
引用終了
これをもって読売新聞社は麻生副総理がナチスを擁護したかのように報道しています。
自分が要旨をまとめると最初の三行
・憲法というのは国家の安寧と繁栄の為にある。その逆ではない。
憲法を変える変えないという話で騒ぐのではなく、国家国民の繁栄のために
良い環境の中で改憲してもらいたい。
次の四行
・第一次世界大戦が終了し、ドイツは賠償金で国家が苦しくなるものの、
当時の世界では最も先進的な憲法であるワイマール憲法を定めた。
ヒトラーは出始めこそ、目立たなかったが、世界恐慌による経済の更なる疲弊で
打つ手なしの既存政党を抑え、「合法的な選挙により」執権することができた。
世界で最も優れた憲法から世界で最も忌み嫌われる独裁者が生まれたことは
歴史の悲劇である。
自民党は憲法改正を党是としているが、護憲護憲と騒がしい中
圧倒的な支持を集めた自民党が力でねじ伏せて改憲することよりも、
護憲を主張する人々の多くが憲法学者であることを踏まえ、
憲法学者の皆さんに、憲法とは何か、その根底を見つめじっくりと
後世に遺産となる政治的にも、学術的にも、国民の安寧にも資する
立派な憲法を作って欲しい。これは多くの人の知恵が必要である。
最後の四行
ワイマール憲法の変遷を見て、私たちはそれを糧としなくてはならない。
独裁者を産み、国を失わせる憲法は間違っている。
民主主義は尊重されるべきであるが、民衆の一時の興奮により
国を誤らせる事がある事例から私たちは学ぶべきである。
自民党は政権を執ったが、その圧倒的な支持の中でどさくさに紛れ
改憲をするならば、私は間違っていると思う。
憲法に通暁する憲法学者の方々が冷静になり、自分達の憲法は
どのようなものが良いのか、それを冷静に、決めてほしい。
要旨まとめは以上です。
麻生副総理は自民党の改憲主張をむしろ否定する立場での
発言をしていることが明らかであります。
読売新聞の執筆者はよほど当時の歴史を知らないのか
(そうであれば)「歴史を忘れた民族に未来はない」という
朝鮮人の主張を学ぶべきであります。
或いは、国民の圧倒的な支持を得た自民党を貶める事が
望みであるのなら、それはナチスの愛好したレッテル貼りによる
敵陣営の誹謗中傷であり、読売新聞こそが、ナチス的手法を
好んで使用していると言えるでしょう。
・・・と書くまでもなく、多くの国民はマスメディアの虚構を
よく知っています。
マスメディアは自分達が行う情報操作、隠蔽、誤報の数々を
インターネットの世界で暴かれている事が今もって尚
解らないものなのでしょうか。