Nicotto Town


日々reco新聞


経済と迷信、円安で生活は厳しくなるのか?

ガソリンが高くなりました、牛乳が高くなりました、など

ニュースが伝えられます。

円が安くなるのは、デフレを克服するために、
金融緩和を実施しているためです。
金融緩和は、通貨供給量を増やすことを処方箋としています。
通貨供給量を増やすということは、円貨の希少性が少なくなる、
つまり円の価値が低くなるということです。
特に、他国の通貨と比較する場合、その変化がわかりやすいです。

通貨供給量、日本に流通する通貨量の総量が137兆円、
そのうち、50兆円が金融機関分、実際に出回っている分が90兆円ほどです。
それを毎月7.5兆円ずつ増やす(1秒間に200万円以上)ことにより、
金融緩和を実施しています。
2014年には金融機関分の当座預金残高を120兆円増やしましょう、
という施策です。

http://www.boj.or.jp/statistics/boj/other/mb/base1306.pdf
発表した内容を、そのまま実施した結果が書かれていますが、
グラフをみるにつけ、「異次元具合」がわかるというものです。

さて、報道の円安傾向ですが、確かにその通りです。円安になります。

でも、データを出してみると、
2008年(リーマン・ショックのあった年)
1ドルは110円でした。
原油価格は同年の5月までのデータでWTI価格
1バレル(158.98l)106.364ドルです。
2013年の同時期データは93.962ドルです。

電気料金は原油価格と比例の関係がありますが、
2008年の私たちは、電気を節約して、ロウソクで暮らしていたのでしょうか?
2008年の私たちは、牛乳を買えないほど貧しかったでしょうか?

こうして数字を拾ってみると、私たちの報道機関は、
絶えず国民を煽っている気がします。







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