こんなことしか…。
- カテゴリ:日記
- 2013/06/17 21:08:31
処分しようと思っていたフリーペーパー類に目を通していたら、
高松塚古墳のカビについてのレポートが掲載されていた。
これは東京国立博物館でもらってきたものだったので、
まじめ〜な…正直フリーペーパーと呼ぶのはどうか、という機関紙?みたいなものなんですが、
密閉されていたところにあった壁画がみつかると、
その後が大変なようです。
ラスコーももう見学できなくなってるし、
高松塚古墳も入り口を眺めるだけだったもんなあ…。
人について入るカビにやられちゃうみたいで、
そのカビの殺菌をしようとしたら、
選ぶ薬剤によっては今度はその薬剤が別のカビの栄養源になることが…
…堂々巡りですよねぇ…。
あれだ。シュレーディンガーの猫。
箱の中に猫が入ってるけど、その猫がどうなってるかは箱をあけないとわからない。
だけど、箱をあけることによって、猫になにかしらの影響があるわけで、
そうなると箱の中の猫がどうしているかの正しい状況がわからない……。
子供の頃の私の壁画スターだった高松塚古墳だけに、
関係者の方には頑張ってください〜〜〜と祈るよりほかありません。
……にしても壁画書いた当時にはカビはなかったのかな…。
それとも密閉空間だったから死滅してたのかな……。
素朴な疑問。
美術品というより副葬品なので、はたして墓を暴いてよかったのかどうか、
ってところになるんでしょうかねぇ…?
人が見に入ってカビを連れて行く訳ですが、
修復するために入った人や溶剤が媒介になってるのが
ほんとに切ないです。
高松塚の外側は、今はほんとに草がぼうぼう生えた小山に戻ってはいるんですけどねぇ…。
でもきっと、そのうちよい方法が見つかると信じたいですね。
とっても残念なお話のひとつ。
あけなきゃ良かったのに。
ってのも、ひとつの意見。
そねー。身もふたもないけど。
それも事実としてね。
ずいぶん、非難あびましたけど、
まずは前提条件です。
シュレーディンガーの猫は、難しくて、
ついていけない。ので、ごめんなさい。
つまりは、そういうことですよね。
(私、無教養なので、お許しを・・・)
でも、パンドラの箱ってな、イメージはかな。
意味合いは、もちろん違いますよね。
でも、当時のカビ以上に、カビも成長、っていうか、
進化しているのかも、とか、勝手に思いました。
でもさ、難しいよね。
人目にさらされず、現存のままの美しい美術品。
もしくは、人の目を浴び、朽ちていく美術品。
保存技術が整えば、言うまでもなくだけど、
この時期に発見された、はかなさかも知れません。
毎日新聞では、かなりな特集だったので、
随分、知識は、取得しましたね。
毎回、毎回、うすれていくんです絵画が、
毎回、毎回、湿度と戦っているんです。
ハラハラ、ドキドキ、それこそ、現場は、
大変だっただろうな。って、いまでも、その記事を、
リアルに思い出します。
ガンバレー。