ドラマ【ガリレオ】
- カテゴリ:テレビ
- 2013/06/11 13:16:29
【感想】今回も少し残念な感じでした。犯人役が生瀬とあって期待してたんだけど、生瀬のよさを活かしきれてはいませんでしたね。生瀬は硬軟こなすいい役者さんなんだけど、やはりどちらかというとコメディーの方がよく似合う。ただ、初期の頃の相棒で、亀山の友人のシリアルキラー役を演じていた時は、なかなかよかった。実はそのシリアルキラーの回(確か2時間ドラマの頃?)は見れていないんだけど、その後も何回か出てきましたよね。レクター博士を思い起こさせるほどの迫力でしたよ。今回は久々にそんな生瀬が楽しめるかと思いきや、意外と普通の小市民だったでござる。自分の身に起きる悪いことすべてを、他人のせいにするとか、30代くらいで卒業してくれよ。それと、トリックの方もちと説明が雑でよくわかりませんでした。要するにかなり低周波の音を聞かせてめまいを起こさせるというものでしたが、今期他にも似たようなトリックがあったからな~。初回の電磁波照射、3回目の音波を電磁波に変換して照射、そして今回の音波を照射。似ているようで全部違うんですが、素人目からすると全部同じに見えるw 初回と3回は電磁波なので耳栓無効ですが、今回は音波そのものなので耳栓有効なんですよね。グレードダウンしてどうする…。それと、最近美砂がイマイチ冴えないですね。前はわりと笑わせてくれたのになぁ。なんかすっかり脇役に落ち着いて、ヒロインっぽくない。他の役者さん、特に福山とソリが合わなかったりするんでしょうか。前作の内海ファンの要望が通り、連ドラ終了後に内海が出演するスペシャルドラマが放映されるそうですから、それで意気消沈してるのかしら。しかし今回は栗林がかわいそすぎましたね。自分と同じ科学者で、かたや万年助手、かたや失職中で、心置きなくグチをこぼしたり科学について語れる友人ができたと思ったのに、ただ利用されていただけなんて…。あまり惨めなので、いつもは栗林を弄ってばかりいる美砂も同情してましたね。しかもよく考えたら、湯川は自分を狙わせるために悪魔の手を煽りましたが、結果栗林の身にまで危険が及んでいるw せめて事前に説明してやれw 美砂が栗林を弄るのは意図的なのに比べ、湯川が栗林をぞんざいに扱うのは意図的ではないけれど、それだけに美砂より始末に終えませんねw
真実に近付けば近付くほど、ショボくなっていく竜頭蛇尾タイプのストーリーでした。
このタイプのストーリーは、結構あるんですよね。
国家転覆を狙うようなテロ組織の犯罪かと思いきや、単なる私怨の復讐だったとかね。
栗林はこのドラマでは、常に弄られるけどへこたれない存在。
朝ドラのべんさんなんかもそうで、リアルでもこういう人がいれば、
集団ってなんとなくうまくやってけるもんなんですよね。
そのせいか、意外に成功率が悪い、悪魔の手としょぼい犯行動機で、がっかりしてしまいましたね。
そもそも犯行動機に共感なんて持てませんがね。
栗林は、このドラマのムードメーカーだけに、彼が落ち込むと、ドラマの雰囲気が悪くなりますね。今回は命まで狙われて気の毒でしたね。