Nicotto Town


猫脚なblog


骨髄バンクとドナー候補の話


 

もう6年ほど献血に行ってないのですが、以前は年に1~3回くらいのペースで
献血に出向いていた時期があって、7年くらい前の献血時に、献血検査のための
採血で骨髄バンクへの登録検査もできるとのことでドナー登録をしていました。

一緒に登録をしていたツレのゆめんちゅうに、数年前に、白血球のHLA型が適合する
患者さんからの提供依頼があり、ドナー候補者のひとりに選ばれたとのことで、骨髄
バンクからの書類が送られてきて、改めて提供意思の書類と問診票を送ったところ、
血圧が高めとのこと。

で、日々の(自宅での)血圧測定の結果と移植コーディネーターさんとの電話での話し
合いのうち、急遽、患者さん側の手術が中止になってしまったのでした。

複雑な思いが残りましたが、年齢的にもドナーとなれる55歳の上限までギリギリだった
ことやメタボ的な問題もあり、骨髄バンクの登録も抹消となってしまいました。


それから数年を経て、先月の半ば頃、骨髄バンク(骨髄移植推進財団)からわたしの
もとに白血球のHLA型が一致する患者さんからの骨髄提供依頼候補となった旨の
親展が届きました。

ドナー候補者のひとりに選ばれたわけです。

年齢制限内になんとか誰かの役に立てないものかと思っていた矢先だったので、とにかく
うれしい気持ちでいっぱいでした。

問診票や提供意思の書類を返送して、コーディネーターさんとの電話打ち合わせで、
コーディネーターさんと一緒に、指定された病院の血液内科の先生との面談と問診を
今日受けてきました。

結果は、

「とても微妙な内容でたいへん心苦しいのですが、不適格です」

という診断結果になってしまいました。

20年近く前に発症した腰椎椎間板ヘルニアが完治しているわけではなくて、時々で
あっても症状は軽くても痛みが生じることがネックになっていたのですが、やはり、
「腰痛のあることがわかっている人をドナー候補(最大で5名)とすることはできないので」
とのことでした。

「お気持ちに感謝します」

「お力になれずにすみません」

と帰宅。

なにぶんにも守秘義務のあることなので、いまだからこうして書くことができるの
ですが。

詳しい血液検査の開始とともに、ドナー候補としての費用なども発生するとのことで、
その前の時点で終了となってしまいました。


骨髄提供とは言っても、実際には骨髄液の提供(1000cc程度)となる手術で、
HLA型が一致しても、もっと精密な一致条件の検査を経て、諸々をクリアしないと
ドナーとはなれないのですが、残念です。

患者さんの病気との命がけの闘いに比べたら、ドナーとなり得る自分の痛みなど
一過性のものに過ぎないのだしと思っていたのでしたが、病院側としたらそういう
わけにはいかないのですよね。

身内のことだったら、なにがなんでもお願いしますと主張できても、そこまでに到れ
なかったのは仕方ないのでしょうか。

なんだか無念でなりません。

どうかひとりひとりの患者さんが無事に移植手術ができますように、その後の
心からの笑顔が取り戻せますようにと祈るばかりです。
 

#日記広場:美容/健康




カテゴリ

>>カテゴリ一覧を開く

月別アーカイブ

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011

2010

2009


Copyright © 2025 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.