大阪に一人暮らしで、会社まで駅二つです。
電車通勤してたのを自転車通勤に変えて、自転車を違法駐輪してたらもっていかれちゃったので、現在は会社まで３０分ぐらいかけて歩いております。
慣れると歩きのほうがいいですね。街並みというか細かい所までゆっくり見られますから。
ただ、会社帰りに買い物というのがしにくくなりました。スーパーが遠いっつの。

習慣というのは恐ろしいもので、どれだけ早く起きてもだいたい家を出る時間というのは同じです。
そして、同じルートを歩いて通勤していおります。
毎日ではありませんが、大体同じ場所ですれ違うキレイなおねーさんがいます。
イヤホンをしながらスラリとした足で颯爽と歩いております。
そして、中々の美人さん。かれこれ十回ぐらいはすれちがっているでしょう。
別になんだという訳ではありませんが、『お！またアノおねーさんだ』と思ってチラ見しております。

で、ふと思ったんですよね。
その昔、ＪＲ東日本の宣伝だかなんだかでしたかねぇ。

主人公はＯＬ風の女性。通勤ラッシュの時間帯でドア際に立っている。電車はとある駅で停車中。
すると、反対方向から電車がやってきて、その駅に停車する。
女性が見上げると、やはり向こう側の電車も混んでいてドアに寄りかかり狭そうに本を読む若きサラリーマン。
そこで、女性のナレーションが入る。
『午前８時３２分、いつもの駅で彼を見かける。私、通勤恋愛しています』（詳細はあやふやですがこんな内容）
ってね。

そうだよねー。電車通勤だと、大抵同じ電車で同じ場所という事が多いですよね。
あの学生さんの前に居れば○○駅で降りるからそこから座れる！
みたいなね。人間、朝はみんな同じような行動をとるんですな。だから、あのおねーさんともすれ違うのね。

で、関係ないけどちょっと気になったので『通勤恋愛』でネットを調べたらめちゃくちゃヒットしました。
すごいな、日本中の電車の中で宣伝のような恋が、すし詰め状態の箱の中で溢れかえってるのかー。
面白いからいくつか読んだら、通勤恋愛からちゃんと恋が実った人がいるらしい。
まさに、出会いは星の数なんですね。

でもさー、通勤恋愛って究極の一目ぼれだよね？
相手の事、なんも解らないでしょ？同じ電車に乗ってる程度？いや、それはそれで重要な情報か。少なくとも同じような所に住んでるか、勤務先があるんだもんね。

オイラは昔から電車に乗ったら寝るか、本を読んでおりました。学生時代は携帯電話なんぞなかったからね。
つまり、電車の中なんて殆ど見てなかったわけです。
一目ぼれなんてしたことないけど、そっかー、したことないんじゃなくて、見てなかったダケなのかー。
もしかしたら、もっと素敵な出会いがあったかもしれないのに！

くー、もったいない事したなー。
と、あいもかわらずくだらない事かんがえてましたのさ。