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シン・ドラマ汁


ドラマ【遺留捜査】【家族ゲーム】

遺留捜査
テレビ朝日 水曜夜9時~

【あらすじ】仙堂遠山は、森田がある和菓子屋に足繁く通い、そこの女性店員と談笑しているのを尾行して突き止める。その後も尾行を続けている最中、2人は偽造クレジットカードの取引現場に遭遇。だが、カードを買った男の一人を除き、全員取り逃がしてしまう。その翌日、偽造カードを売った男・岡野の変死体が、月島中央署管内で見つかった。遺留品を改めた糸村は、前日の取引で得たはずの金が消えていることを発見。さらに、現場に落ちていた水上バスのチケットが気になってしまう。

【感想】まさかの前後編! いや初回と2回も前後編だったし、もうまさかってほどでもないか。終わりに近付いてるのに謎が謎を呼び、複雑怪奇になってきてたから、こりゃ今日中に終わらねーなーと思ってたら、やっぱりそうでしたよ。今回は遺留捜査のくせにやたら凝ったストーリーで、殺人も3回、そして過去には誘拐未遂事件、でも実はその事件で誘拐された女児が犯人を射殺していた?という疑惑まで出てきて、人間関係も複雑化してましたね。一番怪しい三枝が死んでしまいましたが、これはどうやら殺人のよう。岡野を殺したのは三枝でほぼ決まりだと思っていたけど、この分だと違うかもしれませんね。浅井を殺したのも岡野かなと思いましたが、これも違う可能性がある。キーポイントは2年前の誘拐事件。三枝はその復讐をしようとしたのかもしれません。しかしそれを利用され、何者かに殺されてしまったと。岡野と浅井は、誘拐事件の犯人でしょうね。浅井がその時のことを小説に書いたため、岡野はそれを止めにきたのでしょう。なので三枝にはこの2人を殺す動機があります。娘は助かったけど、それで家庭崩壊してしまいましたしね。あと不思議なのは娘の記憶です。娘の記憶で出てきた、射殺された人物は、頭に袋をかぶっていて顔が見えなかったのに、何故新聞で殺された岡野の顔を見て、犯人だとわかったんでしょう。それがちょっと不思議でした。だから娘が殺したのは岡野ではないかもしれないですね。他の時に岡野の顔を見てしまったのかもしれません。あと気になるのは、三枝の親友でしたっけ。あれ、いきなり出てきましたよね。どういう意味があるのでしょう。そして三枝の前妻と、放課後教室の教師。彼らには岡野や浅井を殺す動機はあるのですが、三枝を殺す動機まではないんだな。ていうか、やっぱ娘は助かってるんだから、動機が薄いんだよな…。あと、エンディングに出てきたもう1人の女は、浅井の彼女だったのかな。彼女は浅井だけなら殺す動機はあるかもしれませんね。それと、三枝が言い残した「森の中に隠れています」という言葉も、赤いドロップ缶も気になる。いやー、最終章にきて、これかなり名作の予感がするよ! ただ、大風呂敷広げといてこぢんまりしたオチでなければよいのですがw


 
家族ゲーム
フジテレビ 水曜夜10時~

【あらすじ】佳代子が株の損失で作った借金は、一茂が何とか埋めようとする。真希と交際を始めた慎一は、優等生としての体裁を保つために付き合っていた飛鳥に別れを告げた。そして、イジメから解放された茂之は、学校に行く事はもはや苦痛ではなくなっている。吉本は高校を辞めて働くと言う慎一に、その卒業を賭けないかと提案。無事に卒業したら慎一の言うことを何でもひとつ聞く。反対に中退したら慎一吉本の命令をひとつ聞くと言うもので、慎一はそれに応じる。

【感想】いやー、今回は本当に、今までの答え合わせという感じでしたね。やはり真希は吉本の手先で、しかも吉本というか、田子の教え子でした。しかもどうやら田子を慕っている様子。逆に、慎一の元カノ・飛鳥は、慎一の万引き写真を学校に出すと脅しながらも、結局は出しませんでした。いい娘じゃないですか。どうも、一茂も慎一も女を見る目がまったくないってことですね。さて、吉本がやったことは茂之の場合、女の子を差し向けたところまで、一茂の場合、真希を使って浮気を仕向け、それを佳代子たち家族に教えたところまで、佳代子の場合、ネット株で95万の損失を出させ、それを補填するため100万貸したところまで、慎一の場合、万引きや自転車のタイヤをパンクさせているところを写真に撮ったり、真希を「吉本を訴える会」の会長として知り合わせ、まったくでたらめの吉本の過去を調べさせたところまで、ですね。後のことは沼田家の面々が勝手にやったこと。一茂の場合、佳代子の作った借金を支払うため、会社から1千万の横領をしたこと、佳代子の場合、ネット株がやめられず、1千万の損失を作ってしまったこと、茂之の場合、彼をいじめていた生徒たちと仲良くなり、元のリーダー的存在だった生徒を逆にいじめ始めたこと、慎一の場合は…特にないですね。慎一とは最後まで戦ってましたから。結局吉本の言った通り、学校中退しちゃったからな。このバラバラになってしまった家族は結局どうなるのでしょう…。もう吉本も手を引き、どうしようもないように見えますが。ただ、この家族の場合、いろいろと極端で結局全員が自分のことしか考えていないと言いますが、それは誰にでも当てはまることなんですよね。結局、大事なのは自分なのです。例えばミステリーではよく、家族を殺された復讐をする話が出てきますが、究極的に考えると、あれも家族を愛する自分を大事にした結果の行動ですしね。死んだ人は、自分が死んだ後、誰が死のうが生きようが、喜びも悲しみもできませんからね。愛する人のために何かをするということは、実は結構難しいことで、下手すると相手を傷つけたり苦しめたりすることにもなりかねないし、今、自分がどうすれば、相手が幸せか、相手にとっての本当の幸せとは何か、そのへんを考えないと、自己満足で終わってしまいます。とはいえずっとそんなことばかり考えていてもノイローゼになってしまいますので、いつもは普通につきあい、何かあった時には真剣に考える。そんな程度でいいのではないかと思います。沼田家の場合、何がいけないといって、お互いに無関心になってしまったのが一番ダメだったと思います。父親は母親を家政婦くらいにしか考えず、子供達に関しては成績しか気にせず、母親は家政婦扱いする父親に関心を抱くことは当然できず、子供達も思春期になり何を考えているかわからなくなり、次第に何を考えているのか知りたいと思わなくなり、兄は自分に貼られた優等生のレッテルを守るための努力はするけれど、親たちの無関心に気づいて裏で小さな悪事を重ね、弟はもともと中学生なのでまだまだ自分のことしか考える余裕なんかない。ただ、吉本がこなければ、ここまで酷くなることもなかったと思うのです。でも将来的なことを考えると、ここで本音を吐き出し、何もかも失ってしまったことで、少なくとも慎一と茂之が自分の家庭を築くようになる頃には、もっとマシな家庭を作ろうと思うんじゃないでしょうかね。今の家族がまとまることができるのなら、それが一番ではあるのですが。さて、次回は吉本の過去が明らかになるようです。いいね~は、本物の吉本の口癖だった…? 何故田子が吉本を名乗るようになったのか、実に楽しみです。

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2013/06/07 12:42
私はあまり二面性がない人だと思うのですが、そんな私ですら、
家族にも友人にも言いたくないことや、言えないことはありますね。
本物の吉本クラスになると、きっと息をするように嘘をついたりするんでしょうな…。
私が自分に二面性があまりないと思うのは、嘘をつくのが嫌いで苦手だからです。
嘘つきは泥棒の始まりと言いますが、ほんと、嘘を平気でつくようになったら、
泥棒以上に酷いことをするような人間になってしまうかもしれないですね。
例え家族でも、関心があるからと口を挟むのはよくないようなこともあるし、
余計な心配をかけたくないから話さないようなこともあると思います。
そのへんの線引きが実に難しい…。
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2013/06/06 23:04
次回予告で、謎が解明されますね。本物の吉本は、表向きは優等生でいい先生のようですが、ものすごく悪い奴のようですね。最近の子供でも、表向きはすごくいい子なのに、裏でイジメしてたりとか・・・表と裏が違い過ぎる人って怖いですね・・・
ところで、家族って、意外とバラバラだったりしますね。共同で生活していても、関心を持たないとわかりにくい部分も多いですしね。



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