買って読んでるのは
- カテゴリ:小説/詩
- 2013/05/29 03:54:43
最近この作家ばっかしだ^^;
「ヴォイド・シェイパ」 森 博嗣 中公文庫
物心が付いてからの10数年を、山の中
ただ一人の男を師として暮らしていた青年が俗界に下りてくる。
獣の自由からヒトの不自由への成長譚、て感じか。
何時の時代何処の国、てのは明示されないが
「着物」を着た「侍」が切り合いをする、
貧しい少女が「簪」を欲しがる、
家の面子が個人より優先されるよう、
すべての国を統治する「大変高貴な」方がいる、
そんな世界。
今のところ時代小説と云うより「状況小説」と言ったところ。
チャンバラもあるけれど、大半は一人称による
人間、文明批評かなー
考え方の方向性が合えば、すらっと読めるのだが、
「似ていることを嫌い、慣れ親しんだものを捨てなければ、自分に囚われる。
そうではない新しい自分を常に求めるのだ」 p.76
と、作中で窘められてしまったりもする。
シリーズの1巻目なので、続きが楽しみ♪
NBA、ウエスタンカンファレンスファイナル
スパーズがスウィープで優勝。
関東は今日にも入梅?