「宇宙ってなに?」その4人類の誕生
- カテゴリ:日記
- 2009/08/05 13:57:06
8.人類の誕生
○猿人以前
・人間とよく似ている他の動物としては、サルがいます。
では、ヒトはいつサルに似たなにかから分かれて現れた
のでしょうか。
億年から7千万年前に、地球上に最初の霊長類が現
れました。 霊長類のなか的なのサルは原猿類と呼ばれ
ま。ツパイなどがその例です。原猿類の
見た目は、ヒトよりも、むしろネズミに似ているといってい
いかもしれません。
霊長目は、目のしくみと手先の繊細さと脳の大きさに
おいて他の目の生物よりも秀でているといえます。
4千万年ほど前に、霊長目の亜目として類人亜目が分
かれ出ます。このグループは、後足立ちができ、爪が
鉤爪から丸い平爪になり、顔もより人間に近くなりま
す。
3千万年前くらいには、○旧人
・原人の次が旧人です。ネアンデルタール人が有名です
ね。人さらに尾のないサルが現れま
した。ヒト上科として区分されるサルです。現存するヒト
上科に属する種としては、たとえばテナガザルなどが
そうです。
1700万年前になると、より大型のサルが現れます。ヒト
科です。現存するヒト以外のヒト科の生物には、ゴリラ
やチンパンジー、オランウータンがいます。
600万年前から500万年前くらいになると、より人間に
近い、ヒト亜科として区分される動物が現れます。これ
は、より大きな脳を持ち、楽々と二足歩行できるよう
になった
霊長類です。これらが人類の直接の祖先と目されてい
ます。
○ 猿人
・ヒト亜科のうち、ピテクス(サル)という語尾の名前が付
け られているものは、猿人と呼ばれます。なかでも有名
なのは アウストラロピテクス(「南の・サル」の意味)で
す。中東 アフリカで見つかった、ルーシーという名前で
有名なアウス トラロピテクスの女性の一個体は、400万
年前から300万年 前くらい前に生きていたと考えられ
ています。初期の人類の 祖先の化石が見つかる地域
はアフリカに集中しています。
猿人が他の猿と大きく違うのは、直立二足歩行です。つ
まり二本足で立って歩いていたということです。ゴリラや
チンパンジーはどちらかというと二本足で歩くことも で
きるという感じですが、猿人は楽々と歩いていたようなの
です。これはても重大な事です。なぜなら二本足(後ろ
足)で立つと空いた前足(手)に何かを持つことができる
からです。すなわち道具の使用が可能になったのです。
もうひとつ、二本足で立つことのメリットは脳みそが大きく
なることができたということです。四本足で歩く場合は、
首は水平方向から頭を支えることになります。すると、あ
まりが重いと前にのめってしまい、歩きにくくなります。
ところが二本足の場合は頭の重さは垂直方向に首に
かかります。り重い頭を支えられるようになるのです。と
はいえ、アウストラロピテクスの脳みそは400~500ccく
らいでした。チンパンジーよりちょっとだけ大きいくらいで
す。現在の私達の1400~1500ccからすると比べ物に
なりません。
200万年前になると、ホモ・ハビリスが現れました。こ
れで初めてヒト属(ホモ属)に属する生物種だといわれ
ています。
ホモ・ハビリスは石器を使いました。石器は人工の歯や
牙やとして機能します。他の動物を以前よりもはる
密かに容易殺傷する力を得たのです。