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「宇宙ってなに?」その4人類の誕生

8.人類の誕生
 ○猿人以前
    ・人間とよく似ている他の動物としては、サルがいます。
   では、ヒトはいつサルに似たなにかから分かれて現れた  
  のでしょうか。
     億年から7千万年前に、地球上に最初の霊長類が現 
  れました。 霊長類のなか的なのサルは原猿類と呼ばれ
  ま。ツパイなどがその例です。原猿類の
  見た目は、ヒトよりも、むしろネズミに似ているといってい
  いかもしれません。
  霊長目は、目のしくみと手先の繊細さと脳の大きさに  
   おいて他の目の生物よりも秀でているといえます。

   4千万年ほど前に、霊長目の亜目として類人亜目が分
   かれ出ます。このグループは、後足立ちができ、爪が
   鉤爪から丸い平爪になり、顔もより人間に近くなりま
   す。

   3千万年前くらいには、○旧人
  ・原人の次が旧人です。ネアンデルタール人が有名です
  ね。人さらに尾のないサルが現れま    
   した。ヒト上科として区分されるサルです。現存するヒト
   上科に属する種としては、たとえばテナガザルなどが
  そうです。

   1700万年前になると、より大型のサルが現れます。ヒト
   科です。現存するヒト以外のヒト科の生物には、ゴリラ
   やチンパンジー、オランウータンがいます。

   600万年前から500万年前くらいになると、より人間に
   近い、ヒト亜科として区分される動物が現れます。これ 
   は、より大きな脳を持ち、楽々と二足歩行できるよう
   になった
   霊長類です。これらが人類の直接の祖先と目されてい
  ます。
 ○ 猿人
  ・ヒト亜科のうち、ピテクス(サル)という語尾の名前が付
  け られているものは、猿人と呼ばれます。なかでも有名
  なのは アウストラロピテクス(「南の・サル」の意味)で
  す。中東 アフリカで見つかった、ルーシーという名前で
  有名なアウス トラロピテクスの女性の一個体は、400万
  年前から300万年 前くらい前に生きていたと考えられ
  ています。初期の人類の 祖先の化石が見つかる地域
  はアフリカに集中しています。

  猿人が他の猿と大きく違うのは、直立二足歩行です。つ
  まり二本足で立って歩いていたということです。ゴリラや 
  チンパンジーはどちらかというと二本足で歩くことも で     
  きるという感じですが、猿人は楽々と歩いていたようなの
  です。これはても重大な事です。なぜなら二本足(後ろ 
  足)で立つと空いた前足(手)に何かを持つことができる 
  からです。すなわち道具の使用が可能になったのです。

  もうひとつ、二本足で立つことのメリットは脳みそが大きく  
  なることができたということです。四本足で歩く場合は、     
  首は水平方向から頭を支えることになります。すると、あ
  まりが重いと前にのめってしまい、歩きにくくなります。
  ところが二本足の場合は頭の重さは垂直方向に首に
  かかります。り重い頭を支えられるようになるのです。と
  はいえ、アウストラロピテクスの脳みそは400~500ccく
  らいでした。チンパンジーよりちょっとだけ大きいくらいで
  す。現在の私達の1400~1500ccからすると比べ物に
  なりません。

  200万年前になると、ホモ・ハビリスが現れました。こ  
  れで初めてヒト属(ホモ属)に属する生物種だといわれ   
  ています。

  ホモ・ハビリスは石器を使いました。石器は人工の歯や
  牙やとして機能します。他の動物を以前よりもはる
  密かに容易殺傷する力を得たのです。





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