Nicotto Town



ジャンゴ 繋がれざる者

今年18作目の映画館観賞。

クエンティン・タランティーノ監督監督の黒人ガンマン西部劇映画。

南北戦争前のアメリカ南部。
ドイツ人賞金稼ぎドクター・シュルツは、賞金首の顔を知る黒人奴隷ジャンゴを強引に買い取ります。
自由の身となり、離れ離れにされた妻ブルームヒルダの行方を探し出し奪還すると言うジャンゴを、
ドクター・シュルツは賞金稼ぎのパートナーに迎え・・・

とてもおもしろかったです。
ドクター・シュルツとジャンゴの賞金稼ぎコンビが暴れまわる序盤はコミカルさが先行するのですが、
歴史的な奴隷制度の描写は痛烈に皮肉で容赦がなく、いよいよジャンゴの妻奪還に向かう後半には、
そこにバイオレンス・シーンがふんだんに加わり、娯楽を通り越えて観ているのが辛くなってしまうのですが、
その辛さを乗り越えたカタルシスがすばらしく爽快な、タランティーノ監督らしい映画でした。
大好きなタランティーノ監督の映画とはいえ、苦手な俳優の出演に観るのをためらってしまったのですが、
私の生理的嫌悪感がピタリとはまるキャスティングで、吐き気がする嫌らしさが見事でした。
「サディスティックでおフランスかぶれの大農園主VS元歯科医のドイツ人賞金稼ぎ」がおもしろかったです。
ジャンゴもかっこよかったですが、何よりドクター・シュルツが最高にかっこよくて楽しかったです。

★★★★☆【Django Unchained】2012アメリカ





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