天然お化け屋敷! vsぴょん吉★
- カテゴリ:日記
- 2009/08/04 20:00:37
ぴょん吉・・・この名でカエルやウサギを思い浮かべたアナタ! ・・それは大きな間違いですぞ。
「ヤツ」はそんな生易しいものでは無い・・。
かつての我が敵っ!!出来る事なら、もう一生会いたくない相手・・。( 一一)
この先を読むのは・・・注意めされヨ・・・。
・・・夏休み、それは怪談特集が増える季節。
幼き頃の吾輩にとって、婆さんの見ていた昼のワイドショーのソレは恐ろしいものであった・・。
動物をいぢめては呪われ・・・弔っては取り憑かれ・・、なら、どうすりゃいいんじゃっ!
・・・当然ながら夜の闇は恐怖的。 夏休みもあいまって、ついつい寝る時間が遅くねり・・・。
トイレに行きたい・・。 ・・・・・でも怖い・・。
築ン十年の木造一軒家。 +無茶な増築であちこち怪しい・・。
オバケも怖い。 しかし・・・・・なにより「ヤツ」がいる・・・。
行きたくない・・・でも、もうこのままでは眠れないっ!
きしむ階段を降り、ジメっとした土間を足音高く・・・けれどゆっくり進む。
音を響かせることで、「ヤツ」をけん制する為だ。
ゆがんだ大きなガラス戸を開ける・・。 正面には大きな時計が、カチ・カチ・カチ・・・。
暗闇の中に浮かぶ唯一の明かりは、その先の居間の豆電球だけ・・。
その微妙な光りを頼りに・・・最初の部屋の明かりを探す。
恐る恐る・・つぎはぎの床を踏み鳴らし、暗闇を進む・・。
暑さの為に開け放たれた窓から風が吹き・・・薄汚れたレースのカーテンを揺らす・・。
・・・オバケへの恐怖。そしていつ「ヤツ」が足元に現われるかと・・・ブルブル。
点滅する蛍光灯・・。奥に見える台所。
「ヤツ」を踏まなかった事への安心感から喉が渇いたものの、
水場は「ヤツ」のテリトリーだ・・近づく事は出来ない。
次なる関門は豆電球の居間。
かすれた畳。 暗闇の中に浮かぶオレンジ色の明かりが、1つ、2つ・・3つ・・・4つ・・・・。
夜でも灯る電気の灯りが、神棚に・・・・そして、仏壇に・・・・・ぼんやりと。
その明かりに照らされる、曾お爺さん と 曾お婆さんの白黒写真っ!!
決して目を合わせない様にして、電気を点ける。
・・・「ヤツ」が側にいない事を祈りながら。
いるっ! ぴょん吉がいるっ!!
間合いを計りながら、ジリジリと距離を取る・・。
・・・子供にとっては戦う事すら恐怖だった・・。
叩いた瞬間の感触・・・。スプレーをかけた瞬間に飛んできたらどうしようっ!・・・と。
ここまでで、 トイレへ続く道は半分。
光の射さない次の部屋からは、「ヤツ」らのシマ・・。
暗闇の廊下を抜けて・・・、少し床の抜けた風呂場の脱衣所を通り・・・。
目指すトイレが射程内に入るっ!
しかし油断は禁物だっ!! ここには必ずいるのだから・・。
どんな隙間にも注意を払い・・恐る恐る 進む・・。
開け放たれたドアの裏に・・・そして中に、注意を払いながら。
・・・ドアを閉めて、自ら密室を作る恐怖っ!
和式も怖かった。・・・しかし真の怖さは洋式だったのだ・・。
・・・振り向けば後ろにいるのでは無いかという恐怖。
見えない足元から出て来るのではっ!!
・・・・そして決死の覚悟で目的を達しても
・・・・それは、片道分でしかないのだ・・・。
同じ道を・・・今度は電気を消しながら戻らなくてはならない・・・・・。
ぴょん吉。・・・「ヤツ」は恐怖の使者・・。
ゴキよりも多く吾輩を苦しめた・・・。( 一一)
夏場に勢いを増し、冬だろうと現われる。
蜘蛛の様な足を持ち、バッタのごとく跳ねて・・・壁にも張りつく・・・っ!
3~4センチの節ばった茶色い虫・・・。
・・・・のちに知った「ヤツ」の正式名称は、「カマドウマ」・・。
決して、カエルやウサギでは無い・・・。
・・・・そして私は生足で踏んだ事がある・・・・ガハっ。
「ヤツ」は壁に張り付いて様子をうかがっているのですよ・・。
さっきまでいなかった場所に、当たり前のように居やがるのですよ!
一匹じゃない・・一匹じゃ無いんだ・・・ブルブル。(-_-;)
>ノノノさん
歩くゴキも怖いですが、人知れずたたずむ「ヤツ」が怖いっ!!
引っ越して虫から解放され、どれ程天国と思った事かっ!
・・・今は蜘蛛と蜂が相手ですが、「ヤツ」に比べれば可愛いものですわ。(>_<)
見たことないなぁ。そんなに気持ち悪いの?
そう・・・もしかしたら、あなたの隣に・・・フフフ。