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シン・ドラマ汁


ドラマ【妻はくノ一】【TAKE FIVE】

妻はくノ一
NHK-BSプレミアム 金曜夜8時~

【あらすじ】静山の立場を危うくする書物を妻の織江が盗んだことを知った彦馬は、寺子屋の教え子たちが書道の練習をしているのを見て、ある一計を思いつく。それは、書き込みも含めた書物の写本を複数作り、街にばらまくという作戦だった。静山の親戚から同じ本を借り、静山から書き込みをした個所を教えてもらい、彦馬は寝る間も惜しんで写本を続けた。一方、織江彦馬に対する愛の深さを知った雅江は、娘とともに忍びを抜けることを決意する。

【感想】ついに織江と雅江が幕府のお庭番から抜けることに。私は前回の感想で、雅江は恐らく、自分を犠牲にしてでも織江を足抜けさせたいと思っていると書きましたが、なかなかしたたかな女だったようで、今のところ2人とも無事ですね。まぁこれからはわかりませんが…。にしても、彦馬の作戦は見事でしたね~。ただ、1人でやるのではなく、複数人でやったほうが効率的だったと思うのですが…。あの写本、字だけでなく絵もあったので、かなり大変ですよねぇ。もちろんこの時代の日本では、印刷技術はあまり進歩していませんでしたから、せいぜい版木に人の手で文字や絵を彫るくらいの印刷しかできなかったと思います。ただ、平和な時代が長く続いた江戸時代、この版木を彫る職人技がかなり精巧なものとなり、浮世絵のような素晴らしい芸術作品が生まれたり、小説が流行したりしました。ただ、さすがに本となると一般庶民にまではなかなか行き届かず、貸本が主流だったようですね。確か、貸本屋が行商し、前に貸した本を回収し、新しい本を貸していくという形態で、商売が成り立ってたんじゃなかったかな。でもやはりまだ、写本もかなりあったものと思われます。今のようにコピーなんかありませんからね、人に貸してもらった本を手元に置いておきたい時には、写本するしかないですし、部数が出ると思えないような本は、やはり写本だったと思います。それから、ついにお蝶が殺されてしまいましたね。しかも殺したのは織江。画面があまりに暗く、私は彦馬が殺したのかな?と思っていたのですが、公式サイトの次回のあらすじを見ると、どうやら織江が殺したようですね。お蝶も家族のように接していた母子を、いくら任務のためとはいえ、殺すのはいやだったのでしょう。天涯孤独と言っていましたし、ひょっとしたら、わざと殺されたのかもしれないと思うのは、考えすぎでしょうかねぇ。彦馬を殺す機会だって、他にもいくらでもあったでしょうし…。本当は殺したくないというためらいが、織江の彦馬に対する愛に、負けてしまったのですね。そう考えると、好きな男を守るために親友を殺した織江は、非情な女ということになってしまいますが…。愛する人を、親友が殺そうとしていたら、一体どうするか…。難しいなこりゃ。さて、この話も次回で最終回。この2人は最後に結ばれるのかどうか。サブタイが「いつの日か」なので、生き別れ状態になるような予感もしますね。実はこのドラマ、原作がありまして、それも10巻と別冊2巻という、かなりの長編なのです。てことはドラマでは当然、かなり端折ってますよね。てことは、原作通りのラストになるとは限らないということです。ちなみに原作では、結構意外な終わり方をしているようですが、ドラマではどうなるでしょう…。


 
TAKE FIVE~俺たちは愛を盗めるか~
TBS 金曜夜10時~

【あらすじ】正義は度々姿を現すホームレスの女から、水無という商事会社を営む男が、正義が探しているダ・ヴィンチの絵画・ルクレツィアの肖像持っていると知らされる。水無はダ・ヴィンチ専門のブローカーとしての顔も持ち、裏では盗品も扱っているという。女は水無が絵を売りさばく為、早々に海外へ輸送してしまう可能性があると言い、正義を急かす。そんな中、とある美術館が所有していたダ・ヴィンチの絵画が何者かによって盗まれる事件が発生する。犯行の手口が正義たちの手口と類似していることから警察や世間では伝説の窃盗団テイク・ファイブの犯行だと見なされる。

【感想】今まで無双だったテイク・ファイブ、一本取られてしまいましたね。でも仕方ないと思います。相手は正義たちの素性を知っていて監視しているため、行動はほぼ筒抜け。片や正義たちは相手の情報をまったく持っておらず、次の行動が読めない立場でしたからね。いや、それにしても、ちょっと軽率だったかもしれません。正義たちがテイク・ファイブとしての活動を再開したことを知った元仲間が、それに対抗することは考えられたはずです。昔の仲間なので、次に何をやろうとしているか、読まれるのは当たり前。それを考えた上で行動すべきでしたねぇ。相手の顔を知らないのはつらいですが…。しかも相手は、正義を裏切るつもりはないのに仲間になるフリをする晴登の行動もすべて読んでおり、見事としか言えませんね。晴登という、正義たち5人の中の、一番不安定な部分を突いてきたってことですね。実際晴登は、今までの行動を考えてみても、瑠衣に自らテイク・ファイブだと言ったり、正義が仲間だと言ったり、何がしたいんだかよくわかんないところがありましたからね。何か深遠な目的があるわけでもなく、ただふざけて言ったような感じですし。泥棒としての腕は確かかもしれませんが、こういう不安定な仲間がいると、組織はそこからガタガタと崩れる可能性が強いですよねぇ。晴登も自分で絵を取りに行くのではなく、盗んだやつらに返させればよかったんですよ。相変わらず詰めが甘いな。晴登が逮捕されてしまい、正義たちのテイク・ファイブは絶体絶命。まぁ晴登が簡単に仲間を売るとは考えられませんけどね。この勝負、正義はどうやって乗り切るのでしょうか。あと、思ったんですが、もう1枚のダ・ヴィンチの絵画を持つ会社に、正義が岩月と堂々と乗り込んで監視体制を探りましたが、あんなことしたら、正義はもちろん岩月まで疑われることになると思うのですが…。何でバレるかわかりませんからね。それと、筋とはまったく関係ないですが、何故たびたび正義にはホモ疑惑が持ち上がるんだろうw 正直違和感アリアリなんですよね。腐女子を取り込もうという意図でもあるのかしら…。でも、唐沢じゃ全然萌えないと思うんだが…。




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