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つぶやきrnao


半断食道場講義 食べ物の陰陽法  橋本宙八談



1、老子の陰陽論 


東洋人の考え方においては、物の本質を気としてとらえている 

その代表は中国の老子だ

老子は次のような名言を残した 

「一、二を生じ、二、三を生じ、三、万物を生じる」 
彼は宇宙の本源をタオ(道)といった
道とは何もないが、行き先だけが見える世界だ 

宇宙の本在はすべてがあるが何もない世界
そこからすべてのものが生まれてきている 
昔の人はそれを直感で分かっていた 

では老子の言葉の意味はどういうことだろうか 
一とはタオ(道)のこと。見えない世界のことだ
二とは気の世界のこと。陰性の気と陽性の気と二つの気がある 
三とは光のこと。見える世界のことだ 

近代科学は、三の世界から始まっている
これに対して東洋人は見えない世界を考えてた そこに気をみた



2、なぜ気なのか 

マクロビオティックの世界では、陰陽論で考え、食べ物もそこから見る

気から見る

気の世界でとらえる 

「病気」も気の病と書いてある

反対に「元気」も気の元とある 

なぜ気なのか
ものの世界、見える世界では、無限に動いている命の世界を捉えられない

「あなたの身体には××カロリーが必要だ」 というと、
次の瞬間には身体のあり方、命のあり方が変わっているから、ウソになってしまう

陰陽論の方が、つねに変化する命のあり方をとらえられる
無限に変化する命を変化のままにとらえる
それが陰陽の世界だ 



3、陰陽による補い合い 

自然界は、男と女など、違ったものが助け合って成り立っている
食べ物にも陰性と陽性がある 

銀河系も二つの手を持つ渦でできている
一つは円に向かう気の流れ
もう一つは外に広がる気の流れ
前者が陽性で後者が陰性だ
地球も回転している
そこから上にあがるもの、広がるものが陰性だ
一方で地球の自転によって宇宙からの気が取り込まれる
下降する気が 陽性だ 

人間で言うと、女性は陰性だ
地球から外に向かう気をいっぱい持っている

男性は陽性だ
宇宙から地球に向かう気をいっぱい持って いる 



4、食物における陰陽 

陰性のものは暖かい土地・気候で取れるもので、上にすっと伸びるものだ

陽性のものは寒い土地・気候で取れるもので、あまり伸びないものだ 

陰性は紫色で陽性は赤色

それぞれの食べ物はその間のスペクトルに対応している

紫色の食べ物は身体を冷やす

広がる力を持っている
典型的なのは、ナス、ブドウ、イチジクなど
このため、あまり紫のものを摂る と冷える
子どもをさずかりたい場合は避けたほうがいい
ワインもそうだ 

赤いものの食べ物は身体を熱くする

肉などがそうだ
だから肉料理はぶとう酒と合う
身体の冷えている人は青い野菜を食べない方がいい
反対に身体が熱い人は青い野菜を食べるといい

5、味による区別 

渋い味、苦い味は 顔がちぢまる

気が内に向かう。つまり陽性だ

反対にえぐいもの、辛いものは顔を広げる

気が外に出る。つまり陰性 だ 
肉を食べると、ちぢまる力が働くので、辛いものが欲しくなる
典型なのは焼肉とキムチの関係だ 



現代人が辛いものを好きになってきたのは、
食べ物に動物性のものが多くて、体が硬くなっているから

辛いものでこもった熱を外に逃 がそうとしている

血圧の高い人などとくに辛いものを好む

南の島の人たちも辛いものを食べる
体温が身体の中にこもるから
広げて熱を出すためだ
カレーライスなどは典型だ 

ナトリウムの多いのものは塩気があり、身体を締める

そのため塩を摂ると、身体の細胞がしまってくる
いきすぎると血流が悪くな る
その場合は、カリウム、果物などを摂って広げるとよくなる

6 中庸の食べ物=穀物 

これに対して、穀物は中庸のものが多い
そのため身体にとってバランスがよい
 
ところが現代は美食が多い
両極のものをたくさん採っているが、バランスが崩れている

そうすると気の流れが右に左にと行きつ戻りつする ので、心のバランスも崩れる
 
とくに両極端だと、双極性障害(うつ状態と躁状態を繰り返す病い)になりやすい
 
それらから中庸がいい
穀物が主食になる理由だ


7 野菜について 

たけのこはやや陰性だ

病の中で身体の上の方に出ているものは陰性なものの摂り過ぎによってなりやすい

のどの痛み、頭痛など

そのと き、たけのこ、シイタケなどは摂らないほうがいい

ジネンジョやゴボウ、ニンジンなど、地球の中心にむかうものには陽性の力がある

このため身体の冷える人は根菜類を食べるといい 

8 魚について 

赤身の魚は非常に陽性だ

これらを食べていると身体が熱くなりすぎる

クジラ、マグロ、サバ、ブリなど。 
年中、動き回る人は魚をいっぱい食べるている
エネルギーが余っている
日本に住んでいる人に多い傾向だ 

これに対して、タコ、ハマグリなど動かないもののほうが陰性だ


9 果物について 

バナナはカリウムが多い

これを食べると筋肉が緩む
陽性なものをいっぱい摂っているとこれらが好きになる 

日本で採れるリンゴ、モモなどは身体をそれほど冷やさない

これらが採れる気候のもとでは一番身体にあっている 

10 肉類について 

肉類 豚肉、牛肉などみな陽性

そのためジャガイモやキノコなど陰性のものとよく合う
料理でこれらが付け合わされるのもこのためだ

魚 を食べるときに大根おろしを使うのもそうだ 

11 香辛料について 

わさび、しょうが、とうがらしなどはみな陰性だ
 
陰陽がどちらがいいというのではない

バランスが大事

だからこれはら薬味として使われる


ただし、食道がんなどは香辛料を摂りすぎた人などがなる

過剰な場合、甲状腺やのどをやられる

なんでも摂り過ぎはよくない


12 マメ類について 

マメがらできたものでは豆乳が陰性だ

マメはいいのだが、豆乳は、
うわずみとして上にあがったものなので冷えを持っている

マメでも小豆 は陽性だ
身体を温める


13 飲み物について 

ウイスキー、ワインなどは陰性だ

これに比べて日本酒は陽性
 
日本人は魚をいっぱい食べてきたので、日本酒をとって血管をひらいてやるといい

 
西洋人はより陽性の強い肉をいっぱい摂っているので

より陰性の強いウイスキーなどが必要になる


お茶では緑茶は陰性が強い

身体を温めるのに良いのは番茶だ
 

14 調味料・油・乳製品について 

白砂糖は強い陰性

これを摂ると身体が偏る

精神がナーバスになる

合成酢も陰性

化学調味料も陰性だ


チーズやヨーグルトは陽性


調味料はだいたい陽性だ

日本料理は陽過多になりやすい傾向がある

このため、反対の性格を持っている野菜をいっぱい使う必要がある
 

15 病と陰陽論 

皮膚に問題がある人たちは陰性のもの食べない方がいい

できれば中庸のものを採ったほうがいい

病気を治すときは、食事を中庸にもってい くのが基本

 
ガンも両極端によってなるが、転移が心配なとき(広がりのとき)は

陰性のものを摂らない方がいい

これはガンをなおすときのポイ ントだ

以上 

詳細はここ http://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/8dc1be4e177de0daa326686f9b7dd62e

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2013/05/09 23:02
老子、孔子、孟子ぃ〜。。°。.゚。(´▽`人
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2013/05/09 00:53
(*'-'*)
いっぱーい書きましたね(*'-'*)
健康
がんばりましょう(人'д'o)ネッ
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2013/05/08 23:00
しゅごいテキストだなぁ……勉強になるぞ~♬
西洋医学は分析的だけど、昔から東洋医学は総合的だよね~
陰陽道って、超常モノって考えると底が浅くなっちゃう。
むしろ、物と言葉と心が複雑に関係し合う、まさに気の全体的な流れがポイントですね~。
京極夏彦の小説は、その 陰陽道の仕組みを、
阿呆な超常現象としてでなく、しっかりと捉えて物語のキモにしていて、面白いですよ^^
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2013/05/08 21:17
薬膳は 奥が 深くてさーww
まー 基本は 旬の物を頂く それは 植物でも 『命』であると言う事ですなー
今 ガンは 早期なら治る

メタボ→ コレステロール↑→血圧↑→糖尿病→腎疾患→透析 が 増大の可能性
糖尿では 足の壊死 目が 見えなくなる事もあるしね
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2013/05/08 20:48
食材の陰陽はともかく、
中国産の食材ではダメなのでは?
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2013/05/08 20:39
がん幹細胞の除去がかなり現実味おびてきてます!



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