Nicotto Town



リミット

今年24作めの自宅観賞映画。

ライアン・レイノルズ主演のシチュエーション・スリラー映画。

狭い暗闇の中で目覚めたアメリカ人ポール・コンロイは、何が起きているのか分からない状況で、
どうやら自分は木の棺に入れられ、生き埋めにされいるらしいことに気付きます。
ZIPPOライターに火をつけ、棺の中にあった携帯電話を使い必死の救助要請をするのですが・・・。

映像は棺の中だけです。
他の出演者(通話相手)は声だけなので、ほとんど主演のライアン・レイノルズの独り舞台のようでした。

かなりブラックな社会風刺の反戦映画で、とても面白かったです。
イラク戦争後を背景に、お役所的なたらい回しや大企業の自己保守等々が、皮肉に描かれています。
携帯電話の利点と役にたたなさの両方が際立っていて、それも面白かったです。
でも、生き埋めにされた棺の中でパニックになったり怒ったり足掻いたり絶望したりする主人公を、
90分間ひたすら観ているのは、息苦しくて辛かったです。
携帯電話のバッテリー持ちがよすぎる等、ん?と思うところがあって、リアル感が削がれますが、
そうでなければ辛すぎて観ていられないので、このくらいでいいのかなと思います。
カタカナ邦題は、ミスリードだと思います。

【BURIED】2010スペイン・アメリカ・フランス




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