ドラマ【遺留捜査】【家族ゲーム】
- カテゴリ：テレビ
- 2013/05/02 13:58:59
【あらすじ】キャバクラ嬢の宗方栞が商社マン・汐見とともに、自室マンションで首を吊って死んでいるのを、栞の叔母・咲枝が発見。死体が発見された部屋には、パソコンで打たれた文面に２人の血判が添えられた遺書が残されていた。その内容から、どうやら栞と悟志は心中したらしい。だが、捜査のために部屋を訪れた糸村は、台所に調理器具が一切ないことに引っかかる。そして何よりも糸村の興味を引いたのは、悟志の上着に入っていたプレゼントの箱だった。 【あらすじ】吉本が東大卒の吉本荒野本人ではないことを指摘した慎一を、吉本はある病院に連れて行く。訪ねた病室には吉本荒野という患者のプレートがあり、吉本は、生命維持装置につながれたこの患者こそが本当の吉本荒野であり、自分は荒野の兄の雄大だ言う。慎一はこの話を茂之にだけ伝えた。登校した茂之は、吉本からの遺書の脅しが効いて一変したクラスの雰囲気に驚く。吉本は、いっそクラスメイトを招いて茂之の誕生会をやろうと言い出す。
【感想】今回もなかなか凝った話で、一見浮気相手と心中したように見えた死体が、１つは自殺、もう１つはその自殺の原因をごまかそうとした殺人事件だったとはね。ただ、この殺人事件の動機が弱かったですね。自殺原因がわかることにより、自分の立場が悪くなるのを犯人が恐れるのはわかるけど、殺人犯として逮捕されるのより、まだ離婚したり世間に後ろ指を差される方がまだましでしょう。つか、恨みもないのによく見も知らずの人をいきなり殺せたもんだ。あの親父、最初に出てきた時には単なる職人肌の頑固親父にしか見えなかったのに、とんだ悪人だったな。これは、あの親父が姪っ子を殺し、その現場に偶然訪れた汐見も口封じのために殺したとした方がよかったんじゃないですかね。それだと、司法解剖でもどちらとも他殺という結果が出て、こりゃおかしいってことになりますしね。心中でどちらとも他殺じゃおかしいですしね。とまぁ私は結構楽しめたのですが、どうもこの枠の悪い癖が出てきているようですねぇ。事件が複雑すぎて、キャラクターの描き方がイマイチ、ライトな視聴者は置いてけぼりの悪い癖ｗ 今回は心中事件ということで、２人の死者のそれぞれの人間関係、過去の事件、バラの香りの香水、ストーカーの存在、尖端恐怖症、印章店、古い写真など、覚えなきゃならないことが盛り沢山。ながら見だと１回見ただけじゃ理解できないくらい複雑でした。もうちょっとストレートな方が、いいような気がしますが、それだとコアなミステリーマニアが納得しないんでしょうかね。ちなみに私もちょっとした尖端恐怖症の気があって、先の尖ったものをこちらに向けられるとギクッとします。まぁギクッとするくらいで、特に害はないですし、針以外の物ならこちらに先を向けなければ平気なので、包丁やナイフなんかも平気で使えます。でも針だけはどこを向いていてもだめなので、裁縫するのがかなり苦痛です。特にミシンなんかだめですね。朝ドラのカーネーション見ている時は、画面の向こうなんで大丈夫でしたけどね。軽度なのでいつもは忘れているのですが、たまに箸の先をこちらに向けられたり、意外だったのは東京タワーを真上から見た映像がテレビで流れた時に、ギクッとして、ああ自分は尖端恐怖症だったと思いだしたりします。どうも、子供の頃に、多分夢だと思うのですが、掌に針が刺さったのが原因のようです。もう、夢なのか本当にあったのかよくわからないのですが、まったく痛くはなかったことは覚えているので、夢だとは思うんですけどねぇ…。
【感想】吉本の正体がわかったと思いきや、それもまた吉本が仕組んだ罠だったとは…。雄大というのが、本名かどうかはわかりませんが、名字が吉本ではないことは確かですね。植物状態の方の荒野の母親？は、吉本に指示されたことしか言っていないと言ってましたが、あの「悪魔のような人間」という発言は、彼女自身の口から漏れたんじゃないかと思いました。吉本の、人を殺したという告白、荒野とは共犯という話、そしてたまに出てくる吉本の回想シーン、回想シーンに出てきた血塗れのヌイグルミなどが、彼の過去をひもとく伏線なんでしょうね。そして家庭教師としての経歴も真っ赤な嘘。写真も全部偽物、教員免許もなし、一体彼は何の目的でそんな嘘っぱちのＨＰを開設していたのでしょうか。そして何のために何の関係もなさそうな沼田家に訪れたのか。確かに今回、誕生会に誰もクラスメイトが来なかったことで、茂之への表面的なイジメは止んだけど、まだクラス中の嫌われ者だということは、身に沁みてわかったでしょう。しかも、吉本はまたあちこちで工作して、傷つく茂之を受け止めることで、茂之の自分に対する絶対の服従を勝ち得ることができました。でもそれも何のため？ どうも茂之のためにやっているようには思えませんねぇ。しかも一茂の方にもいろいろと工作している様子。舞香はひょっとして、吉本が一茂に差し向けたんじゃないかと思えてきました。だってあんな歩きながらの盗聴って、話しているどちらかの人物がマイクを持っていたとしか考えられないし、いつもいざという時にさらりと逃げてしまうところも、本気で一茂と不倫をしたがっているようには見えないですよね。まぁ、吉本がどちらかの服か荷物にマイクを仕掛けたとも考えられなくはないですが。あと、確か一茂が舞香と食事をしているところを、吉本が写真に収めてましたよね。あの時、確か慎一が万引きしているところも写真に撮ったはず。それは今回慎一を黙らせるために使いましたが、一茂の写真はまだ使ってませんよね。佳代子は今回の一件で本音を吐き出し、一応すっきりしたようですが、まだまだこんなもんじゃ終わりそうにないなぁ。子供達は、小さい頃は可愛かったのに、育つにつれ言うことを聞かなくなり、何も話さなくなり、何を考えているかわからなくなり、愛することができなくなった。佳代子はそう言ってましたが、子供なんて大体そんなもんですよね。特に男の子は。親の言うことを聞き、何でも話し合い、ぶつかってくる、そんな子供なんてごくごく珍しいんですよ。でも何故か、特に女性は、結婚して子供を産みたいて人が多いですよね。どんな状態になっても子供を愛する自信がなければ、産まなければいいと思います。逆に言えば、一度産んだからには、どんな状態になっても親だけは子供を最後まで愛してやれよと思いますねぇ。
俳優としては未熟なところだとは思いますが、彼がエリートの家庭で育ったことを考えると、
このドラマにはプラスに働いているように思えますねぇ。
さすがどらあんさま、４人のお子さんを育てているお母さんの発言は重みが違いますね。
佳代子の場合、何故我が子が可愛いと思えないかというと、
やはりご近所の目を気にしすぎているからだと思うんですよね。
この子が不登校になったせいで、イジメられているせいで、
自分が肩身の狭い思いをしなければならなくなっていると感じてしまい、
その苛立ちが、愛情をすり減らしているのだと思います。
ご近所の目なんか気にしなければいいのに…と普通思いますが、
こればっかりはそういう状態に置かれてみないとわからないのかもしれませんね。
女の子の方が何を考えているかわからない、ですかｗ
確かに女の子の方がマセてますからね～。
でもそれはひょっとして、どらあんさんのところの男の子たちが、
比較的素直だからかもしれませんよ？
何を考えているのかわからない人間って不気味ですね～でも、それを、見た目かわいくて、人の良さそうな、櫻井がやっているところが、全体の雰囲気を明るくしていますね。あまり暗すぎる、ドラマはウケが良くないと思うので・・・
佳代子は、どうかな？と私は、この家庭は、子供でなく、母親に一番問題があるのではないかと思います。
茂之は、まだ中３で、母親からしたら、まだかわいい子供です。さすがに、２～５歳くらいの子供とは違いますが、生意気でも、まだ男になりきれてない幼さが残り、普通の母親ならかわいいと思うのですが・・・げんに、うちの長男中３は、体格は、１７０cmありますが、幼さが見え隠れていてて、かわいいですよ～自分の子供が可愛くないなんて、やっぱり佳代子は、病んでいるな～と思います。ただ、一般的に、男の子は、何も話さなくなりますが、私は、男の子よりも、女の子の方が、何考えているのか、わからなくて、困ったりしますよ。
家族ゲームの今後も展開が読めなくて面白そうですね。