世界最長の実験がまもなく決定的瞬間
- カテゴリ:日記
- 2013/05/01 23:54:08
集中力がすぐ途切れるヤツフサです (´ω`)
そんな事はおいといて、世界で最も長い時間掛かる実験としてギネスブック
に載っている 『ピッチドロップ実験』 で、ピッチのドロップがもうすぐ見られる
かも知れないと言うのがニュースになっていたので日記に書いておこうと
思いました。
http://www.cnn.co.jp/fringe/35031537.html
子供の頃に科学雑誌で世界最長の実験として見た事があるんだけど・・・
まだやってたのか! Σ(・ω・ノ)ノ
ピッチドロップ実験とは、ピッチと呼ばれるどろどろの石油物質が、
一応液体なので滴が垂れるまでどの位かかるのかを実験で調べる
と言うものです。
ピッチの仲間には道路で使われている アスファルト なんてのもあり、
一見石の様に固まっているのですが、実は液体と言うものらしいです。
液体なので漏斗に入れて垂れてくるのを観測しようと言う訳なのですが、
1927年からずーっと観測しているのにもかかわらず、まだ一度も
滴が落ちている瞬間を見た人が居ません。
気が付くとピッチの滴が下に落ちた後と言うなんともあれな実験らしい
のです。
記事では今後数ヶ月以内に滴が落ちる可能性が高いと言う事らしいです。
って・・・ 数ヶ月いつ落ちるのかわからないのかよ ('A`)
今までに落ちた水滴の数は8滴で、1930年の83年前に漏斗の下
をカットしてから、8年後の1938年12月に1滴目、その9年後の
1947年2月に2滴目、その7年後の1954年4月に3滴目、そんで
もってその8年後の1962年5月に4滴目、そしてヤツフサが生まれた
1年後1970年8月に5滴目、6滴目は9年後の1979年4月にたまたま
日曜日お休みした日に(普段は日曜日も観測している)に落ちた。
そして9年後1988年7月に7滴目が落ちたときは、今度こそ落ちる瞬間
を見ようと思っていたのだが、お腹がすいて5分間軽食を取りに行ってる
間に落ちた。 そして今まで落ちる瞬間が見れなかったのは、研究所
が熱かったり寒かったり湿気が多かったり少なかったりと、実験に影響
を及ぼす原因が多過ぎるからだと言う事で、実験室にエアコンを導入、
これによって、気温が一定に保たれてしまい、ドロップする時間が延びて
しまい、前回8回目の滴が落ちたのは12年後の西暦2000年。
この時は決定的瞬間を絶対見逃さないようにと、ビデオカメラを設置
して居たのですが、何故か故障して映ってなかった。 ('A`)
と言う事で、13年後の今、9滴目がそろそろ落ちるかも知れないと言う事で、
今度はネットに接続したWEBカメラ3台で観測しようと言うものです。
ライブカメラはこちら(Windows Media Player)
mms://drop.physics.uq.edu.au/PitchDropLive
ヤツフサが見たときにはアクセスが集中して居たのか少し繋がりが
良くなかったですが、1分くらいで見れました。
そんでもってずーっと誰かが喋ってました。
ライブカメラなのに何も動いてないから写真と間違われないように、
ヤツフサが見たときには隣に時計が置いてありました(笑)
ちなみにこの実験、全部ピッチが落ちるまで続くみたいですが、
全部下に落ちるまであと100年位かかるそうです (´ω`)
実験と言うのは、まぁ、理論物理の証明の為にやってるわけです。
理論上漏斗1杯のピッチが200年で下に全部落ちると言うのは
仮説でわかっていますが、実際にそれだけの時間ずーっと見て
居た人がいないのでやってる実験です。
と言っても しずく が落ちるところはまだ誰も見てません。
既に証明されたも同然ですが、始めたからにはずっと続けていく
のでしょうね (^_^;)
おそらく、計算で出して、PCグラフィックで再現できるんじゃない? ヾ(@°▽°@)ノあはは