「月の舟」
- カテゴリ:コーデ広場
- 2013/04/26 12:27:49
今宵は満月。うさぎさんが「月に帰るのはイヤ」と駄々をこねています。どうしたものかしらね。(#^.^#
今夜は満月。
うさぎさんがお月様に帰る日です。
「ほら、早くしないと月のお船が行っちゃうよ」
「ヤダよ~。帰りたくないよ~。もっとここにいたいよ~」
わたしだって、うさぎさんと離れるのは寂しいけど・・・
「仕方ないでしょ。決まりなんだから。また来れば良いじゃない」
「来られないかもしれないもん!」
困ったな~・・・
「ビザだって切れるでしょ。新しいのをもらってこないと・・・」
「ピザッ!」
わっ!
ビックリした~。
いきなりの大声に振り向くと、二人の妖精が、涎を垂らしていました。
「涎なんて垂らしてないだろっ!」
「そうだそうだ~。インショウソウサはダメなんだぞー」
難しい言葉を知ってるのね。
意味が分かってるのかは怪しいけど。
「そんなことより、ピザはどこ?」
「頂戴」
「飼い主に買ってもらいなさいよ。飼い主は何してるわけ?」
って言うか、あなた達、出てくるお話間違ってるでしょ。
「わたし達は別に飼われているわけじゃないっ!」
「えっ、そうなの?」
「・・・こいつのことは置いておいて、あの娘は今うちでふてくされてるのよ」
「最近登場の機会が無いからねー」
そんなことは作者にいってよ・・・わたしだけど。
「つまりはあんたが悪いのねっ!」
「責任とれ~」
「我々はピザを要求する~」
「食わせろ~」
相変わらず意地汚い妖精たちです。
「ピーザ。ピーザ」
「食べたい。食べたい」
「ぼくはショートケーキがいいな~」
うさぎさんまで・・・
「って、あなたは帰らなくちゃダメでしょ!」
「でも、もうお船いっちゃったよ?」
「え゛?」
見上げれば・・・
月のお船がゆっくりとお空を上ってゆくところでした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「どうしよう・・・」
「しょうがないんじゃない?」
「そんなことよりピザ食べようよ」
「誰のせいだと思ってるのよ~」
「帰れなくなっちゃったね♪」
「うさぎさんも、そんなに嬉しそうにしないの。」
わたしもちょっぴり嬉しいのは内緒。
「ま、何とかなるか。じゃあみんなでピザでも食べに行こ」
「そう来なくちゃね。」
「わ~い。ピザ~」
「ぼくはショートケーキね~」
「ね、あの娘にもお土産買っていい?」
ふふ。
なんだかんだで優しいのね、妖精さん。
「わたし達の分のお土産も買って~」
却下だっ!
おしまい
PS
最近書いてなかった、「雨の妖精たち」シリーズとコラボしてみました。
(#^.^#)
あははは…w オーススター☆勢ぞろいですね^^ ~ゆちゃまの小説のファンの私は、
嬉しくてドキドキしました^^
副題は…「雨の妖精さんを、始め…キャラクターと作者のピザゲット」で、しょ~うか?
月へ帰る うさぎさんの「ビザ」と食べ物の「ピザ」を、引っ掛けて~
本当に~「うまいっ」と 私も思わず膝(ヒザ)を。たたきましたwww
あ…オールスター総出演では、無いですね…ブタてるてるさんが、出てないですね~
出ないのは……まさか…食べられ………w
美味しそうなお話になってますね〜ピザとショートケーキの悪魔的組み合わせ!! 食べたいです^o^
妖精のお話を要請しますww