NHKのキャスターは笑って良いのか?
- カテゴリ:ニュース
- 2013/04/15 01:44:30
自分の考えでは笑ってはいけないと思います。
以下理由
①NHKは公共放送である。
②受信料の支払い義務がある。
以上の理由で
民放の様な「最大公約数」の満足が得られれば良い、という
結論が出せなくなります。
③公共という性格のサービスは「非排除性」という規則に則ります。
つまり、れこだけが使えて、他の人が使えないという
不公平があってはならないのです。
NHKのニュースは公共性が高く、他のジャンルの番組よりも
高度な公共性を求められます。
ニュースの視聴者全員の心境をニュースキャスターは
調査できません。
具体的には
「今日結婚する幸せな女性」
「娘を事故で亡くしたばかりの不幸な母親」
両者、同じくニュースを見る可能性があります。
無表情でニュースを読むならば、公共性に即したものとなります。
きっと結婚する女性は、今日の午後の天気を知りたいのでしょう。
仮にニュースキャスターが無表情であったとしても、
彼女にとっては自分の結婚を祝福してもらえないのだ、と
不満をもつこともないでしょう。
しかし、後者「娘を事故で亡くしたばかりの不幸な母親」が
ニュースを見たとします。
つまらない駄洒落や、内輪ネタの笑い話を聞くとします。
チャンネルをつけておくことに耐えられるでしょうか。
もしも、笑い声でテレビを消したくなったなら、
NHKという公共放送での公共財の非排除性という
大原則が崩れることになります。
誰が見るかわからない、だから無表情。
笑い声を聞きたいのなら最大公約数の得られる民放を
選択すればいいのです。
国民1億2000万人が同時に喜べる心境のニュースの場合、
笑顔で伝えるも可でしょう。
しかしそのような幸せなニュースはほとんどありません。
一人でもそのニュースに悲しむならば、笑顔で伝えることは
不可であります。
この原則、自分が小学生くらいの頃のNHKには当然にありました。
今はなぜそれが失われたのでしょう。
つまらない内輪話を聞かなくてはならなくなったのでしょう。
自分の提案は国民投票で、NHKの存続を決めれば良いと思います。
存続する場合は、民放へ移行するという方向でいいでしょう。
現在のNHKに公共放送を期待できないので、
新たにニュースのみを放送する国営放送局をつくれば良いでしょう。
今日のエントリは書こうと思ってから
エントリにするまで、随分時間がかかりました。
自分はNHKが偏向報道をしていると思っています。
しかし、放送の受け止め方はそれこそ人それぞれなので、
自分がある一定の立場から偏向報道であると
結論づけているのではないかと、自らの偏向を
意識しての自重でありました。
しかし、
http://www.youtube.com/watch?v=j71lm8VX72U&t=15m40s
上記の動画に同じ考えをもつ方がいらっしゃいます。
この動画をみて、自分だけではない。
受信料に関し疑問を持つ人がいる、と勇気づけられ
エントリしました。