Nicotto Town


ようこそお越し^^


コクリコ坂から


どうして、公開当時に、大画面でみなかったんだろう。
と、後悔しきりの今日このごろ><

そもそも、原作が同題の少女漫画ってのがいけなかった。
私はリアルタイムでこの漫画を読んでいた。

原作は昭和50年代半ば。
戦争はとっくに過去。
高度成長時代すらも遥かな過去の時代。
「新人類」が幅を利かせ始めた時代。
登場人物はみんな地に足がついてなく、リアルさがない。
「コクリコ=ひなげし」とか、主人公メルは仏語のラ・メールにちなむとか。
恋愛の障害となる「実は異母兄妹」とか。
おされ~♪ なステータスにあふれた、ありがちな漫画としか記憶してなかった。

その少女漫画を、あの「ゲド戦記」の宮崎吾郎氏が監督する。
ジブリだから映像は文句なしだろうけど・・・
話はあれなんだろうなあ^^:
と、どうにも色メガネで見ていた。
今は、反省しきりfだ。

良作だと思う。
時代背景を高度成長時代の直前に移して、主人公メルと俊の心のふれあいを縦糸に。
怪しいとゆーか、怪しすぎる学生の巣窟(w)、文科系部活のクラブハウス「カルチェラタン」の取り壊し反対運動を横糸に。
話は淡々と、小さな、それでいて印象的なエピソードをはさみながら進む。

最後まで見ていて気持ちのいいアニメだった。
見終わってぽっと、心の中に穏やかな雨上がりの夕焼けが浮かぶような、そんなアニメだった。

当時の日常生活とか、買い物風景とか、早朝のもやる海とか。
その中を進むタグボートとか、路面電車とか、オート三輪とか。
ガスコンロとチンチラカマドで炊くお釜さんのご飯。
木製の桶に米びつからマスを使っ米ていれ、「米をとぐ」とか。
新鮮な鯵を使って、じっくり揚げた鯵フライとか。

電化で超便利な今のキッチンと、昭和の台所と。
どっちがいいかは個人の自由だが。
昭和の時代が長かった私には、このアニメの台所に郷愁を感じる。

肩の力をぬいた宮崎吾郎氏は、いいアニメを作ってくれた。

アバター
2013/05/05 02:22
さくら✿ さん
お久しぶりです^^
そうですか、劇場でご覧になりましたか、いいなあw
私も学生活動はしらないのですが。
残り火のような、その熱は知ってます。
丁寧に描かれた学生たちの面白いエピソード。

思いっきり無茶をできるのは、学生の特権かもしれません。
もちろん、公共の場で馬鹿騒ぎしたような、○SJで暴れた大学生は大バカですが。
アバター
2013/05/04 01:39
^^私は劇場で観ましたよ
大画面で見ても やっぱりよかったですよ
 
さすがに学生運動の頃は知らないんだけど その頃の燃えカスのようなものや
先輩達の熱がまだ残っている・・・そんな匂いやしみやらを感じたことがあったから
なんだかニヤニヤしてしまうんだよね~
青春が本当に青かった時代・・・いいよね~~ 
心の動きも素直でサー
アバター
2013/04/17 23:36
メルにゃんさん
秀作、佳作といっていい作品です。
名作か?といわれたら、ちょっと首をかしげますけどw
メルと俊の心のゆらぎが丁寧に、丹念に、描かれてましたよね^^
アバター
2013/04/17 23:34
ちっちさん
私もそうだったですよね^^:
「ゲド戦記」の苦い記憶が強くて、敬遠してました。
…いやはや、映画はまず「見る」をしないと語れません。
アバター
2013/04/17 23:32
カーヤさん
実は、あの食卓にまざりたい今日この頃。
鯵のフライが食べたくて、食べたくてw
アバター
2013/04/17 23:31
saekoさん
コメントありがとうございます。
「ゲド戦記」は、世界的に有名なシリーズです。
読者も自分のの世界観をもってるからこそ、あまりに違いすぎる話でがっくりきますよね。
その分、コクリコ坂からは、舞台も日本、原作もマイナーな少女漫画。
力みすぎないのが、一番いい作品を作るじょうけんなのかもですね。
アバター
2013/04/17 23:27
Yureさん
確かに、ちょっとあざとい演出かもですが^^;
それでも、背伸びしないで作ったアニメではないかと思います。
私は原作の少女漫画を、よくここまで昇華させたなあと感心しました。
アバター
2013/04/15 22:14
(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン
なかなか良い作品ですよね~!
私はTV録画を見たのですけど・・・。
昔の時代背景は理解と言うよりも、そうだったんだ~みたいな感覚でしたが、
主人公のメル(私と同じ名だわ *´艸` フフ)と俊のピュアな恋愛がほのぼのと
心温かくしてくれる作品でした!(=^_^=)
アバター
2013/04/15 21:54
実はまだ見てませんw
(金曜ロードショーか何かで録画だけはしてあったりする^^;)
「ゲド戦記でガッカリ派」だったのも手伝って、なんとなく録画リストを横目で見ては後回しにしてた感じです^^;

今度、ゆっくりできる週末にでも、落ち着いて観てみたくなりました^m^
アバター
2013/04/15 18:22
みんなでたべる朝食のシーン、旗をあげるとこより憶えてます(笑)
アバター
2013/04/15 15:36
「ゲド戦記」を期待しすぎてしまって、怒りしか感じなかった宮崎吾郎さんなのですが、この作品は良いですね。やはり吾郎さんらしさってあるのだなと感じました。身の丈にあっているというか。「ゲド戦記」は殺伐とした部分が多いかも。恐怖と向き合わなくてはいけないので、原作では常に緊張したストーリー展開です。そういう表現力が足りないのかも、しれませんね。「ゲド戦記」は、またいつか才能のある人が取り組んでくれるでしょう。吾郎さん、わたしも、いいアニメを作ってくれたと感じました^^
アバター
2013/04/14 23:26
・・・あざとい、と思った私は監督も、作り出された昭和ノスタルジーも色眼鏡で見ているようです・・・ ^^;
公開当時多かったからねぇ・・・ 原作から、なんでわざわざそこかよ、って思っちゃったのよ・・・ 
ラトさんの解説つきでも一回見たら感想変わるかしら・・・ ヾ(-_-;)




月別アーカイブ

2024

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011

2010

2009


Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.