被災犬の里帰り。
- カテゴリ:日記
- 2013/04/10 01:27:28
岐阜県のNPO法人に収容されている、 飯館村の被災犬21匹が、
片道800kmの長旅をして 飼い主に会えることになった。
(それも たった3時間だけ!) (゚∀゚*)
そして また 800kmの道を帰ってゆく。(小さなゲージに入れられたまま…)
おいおい 大丈夫なのかね・・・?
13才の老犬やら 結構年寄り犬が多いのに・・・
何故 このような強行軍を計画したのかというと、
13才のビークル犬に 飼い主から新しい首輪が届き、
普段 あまり鳴かない犬が、それを付けた途端 鳴いていた。
だが その3週間後に 犬が死に、後を追うように
首輪を送ってきた 飼い主のお爺ちゃんが 11ヵ月後に亡くなった。
こういう悲しい思いをさせないように、会えるうちに会わせてあげたい・・・
という NPOの代表の心境からだったらしい。
ただ 3時間では 何をどう伝えてよいか 人間も犬も分からない。
ぎこちない時間が 流れてゆく。
最初 元の飼い主を まるっきり無視し、目を合わせない犬もいた。
彼なりに 捨てられたと思っているのかもしれない。
そして 3時間後 帰る時、犬たちは後ろを振り返ることなく、
サッサと 自分から車に乗っていった。
ナレーターは、団体生活に慣れた犬たち・・・と、何度も言っていたが、
それだけ だろうか・・・?
離ればなれの 2年の月日は長い。
人間は 復興や日々の仕事や暮らしに一生懸命で、
犬たちは 仕事である 尽くす相手も、癒す相手も 側にいない。
そして 日々 小さなゲージの中で、一日一度 あるかないかの散歩と
毎度同じカリカリのご飯を与えられ、寂しげな目をして外を眺めている。
せっかく 助けられた命。
あの悲しげな目が 大好きな人間を喜々として見つめる目に変わる日が、
必ず来ることを 心から祈っている。
頑張れ ワンちゃん! ニャンちゃん!
頑張れ 人間!!!
白髪が目立つビークル犬が オジイチャンから贈られた首輪をして
ケージの中で 何度も 鳴いていたシーンの後に・・・
ダンボールで 花に囲まれ 静かに横たわる そのワンちゃんが映りました。
可愛い 寝顔のような顔でした。 (思わず涙が出てしまいました。)
犬の 悲しいほどの遺伝子:
人の喜ぶ顔を見ると幸せ・人を癒せると幸せ・・・
こんな友人たちが 悲しい思いをするのを 見るのがホント辛いですねぇ。(´・_・`)
なのに長距離移動でたった3時間の逢瀬(^^;)
災害は人間以外にも深い傷跡を残しますね。