どうも、
おはぎはきなこが好きな方、ちょみです。


仕事が遅くなって午前様になっちゃって、いつも行くスーパーが閉まってて
しょうがないからちょっと値段が高めだけど２４時間のスーパーに行ったんですよ。
でもこんな時間から肉だの野菜だの買って作って食べる気にもなれないし、
まぁおしゃけの肴程度でいいや、と思ってお惣菜を買うことにしたんですよね。
で、うっすらと透ける皮の中身に美味しい色に茹で上がった海老が入ってる生春巻きがあって
手にとってどーしよーかなーってじっと見てたんですよ。
したらね、エビだと思ってた小さな具が、もじょもじょ動くんです。
よーっく見たら、いい具合に茹った小エビサイズのにゃんこが
にゃーにゃーにゃーってもぞもぞってたんですよ。

うっわー、こんなの食えねぇ(￣Д￣；)

ってびっくりして店員さん呼んで、コレ何ですかって聞いたら
「にゃんこです」ってにっこり答えるんです。
えー、でも生きてますよ？　コレ。
「はい、活きがいいでしょう」
店員さん自信満々で胸張って答えるんです。
いやいやさすがに生きてるにゃんこは食べられないでしょう…
「いえいえ、今はこれが流行なんですよ。ほら、白魚の踊り食いの要領で」
爽やかに笑って教えてくれる店員さん。
でも白魚は小魚で、つるんつるんで、ごっくん呑み込めるけど、
こいつら毛が生えてるし、口の中でもしゃもしゃするんじゃないんですか？
「そこがまたいいんですよ。にゃんこ食べたことないんですか？」
あるわけないじゃん。
こんなに小さくてもツメも生えてて、絶対喉に刺さりますよ。
ヘタな魚よりタチ悪いですよ。
「爪はお酢で締めてありますから、ゼリー状にぷるんぷるんで、
　コラーゲンもたっぷりですから食感だけでなく美容にもいいですよ」

やたらにゃんこの生春巻きを押してくる店員さん。

何でも瀬戸内海沿岸の風の厳しい砂浜で養殖された
新手の愛媛ブランドなんだとか。
クズみかんをジュースにした後の皮を更に再利用するために
新しく考えられたエコロジー養殖なんだって。

でも、にゃんこだしなぁ…
生春巻きの皮の中で、にゃーにゃー言ってるしなぁ…
あ、茹ったエビのような色なのは、チリソースが体の中に入って
そんな色の毛皮になっちゃったからなのかぁ……

白魚の踊り食いなら、昔小学校の帰り道で
ハンカチ使って川で捕まえてその場で食べてた記憶があるけど、
さすがににゃんこはなぁ……

「まぁ一匹食べてみたらどうです？」
って試食のニャンコを素指でつまんであたしに差し出す爽やかな笑顔の店員さん。
でもコレにゃんこだよなぁ……



って、躊躇うあたりでまだあたしも良心的な普通の人間だったんだなぁ、
と、改めて思っちゃった夢でした。

ちゃんちゃん

追記
勿論うちの地元に２４時間スーパーなんて存在しません。