Nicotto Town


日々reco新聞


WBC台湾戦に思う。


日本と台湾が第二ラウンドを戦うこの夜、
先制点、追加点、勝ち越し点を奪ったのは、台湾でした。
試合経過を見る度に、日本の勝ち目を見ることは無いと
思っていました。
結果は機動力野球と幸運の結果、日本側の勝利となりました。

しかし、この結果を祝うためにこのエントリを書いたのではありません。

日本と台湾の実力が伯仲していたというのは、
試合の経過をみれば明らかです。
台湾には十分、勝機がありました。

日本代表は、実力が伯仲する台湾代表とあたかも
鏡の中の自分と戦うような気持ちで戦ったことでしょう。

この試合を振り返ると、日本が試合に勝ったという名誉よりも、
「気持ちの良い試合をした結果、日本が勝つことができて良かった」
ということです。

勝負事であるから、勝ち負けに拘るのは当たり前です。
ただ、勝負をする選手同士が、スポーツマンシップに則り、
正々堂々戦った、という一事、それが貴重です。

真に強い相手は、敵にすると恐ろしいが、
味方にすることができれば、これほど頼りになるものはいない。
そういった、スポーツマンシップ、もう一歩踏み込めば、
騎士道精神こそが、この試合を作ったと言えます。

敵する相手への信頼、尊敬こそが、スポーツマンシップの
根底にあります。

自分は以前のブログでグッドルーザーについて書きました。
日本が今あるのは、第二次世界大戦を戦って負けたからである、
そして日本人の戦いぶりを見て、勝者である米軍は
占領政策などを考えたのであろう、というものです。

今夜の台湾こそが、日本が戦えて良かった相手といえるでしょう。
台湾代表は日本と戦うことにより更に強くなれるし、
日本代表は台湾から多くの学ぶべき点を見いだしたでしょう。


果たして、これは戦争にもあてはまります。
日本軍を見て、これと戦うか、或いは日本軍が戦っている所を
間近で見たアジアの国々は、日本軍を悪く言いません。

同じ中国でも、国民党は日本軍と実戦を交えています。
中国共産党は、日本と戦わず山林を逃げまわったと言います。
日本の軍属にいた朝鮮人は、朝鮮戦争時、正々堂々立ち回り、
多くの英雄が生まれました。
一方、現在の北朝鮮及び大韓民国の正統派は
日本と戦っていませんし、日本の戦いぶりを見ていません。

反日国家こそが、日本軍を知らないという皮肉、
これは日本が敵して手強いと感ずるか、
そして日本が味方につけて良い相手か、それを物語ります。

大きな声に騙されたり惑わされたりしてはいけません。

味方というのは、信頼出来る者、
敵というのは、裏切者や嘘つきの事です。
利害関係だけで見てはいけません。






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