魔物狩り3
- カテゴリ:自作小説
- 2013/03/08 17:55:36
ちひろはお爺ちゃんとのケンカもすっかり忘れ
まだ寒い季節、通学路を歩いていた
ちひろ:今日もまた寒いなー・・・・
文句を言いながら歩いていると
?:ちひろーっ!
おはよー♪
ちひろ:あ、りっちゃん!
おはよー♪
声をかけてきたのはクラスメートで親友の
夏木 リッカだった
ショートヘアを風でなびかせながら、走ってきた
リッカ:今日は寒いよねー
そういえばさ、うちの部の助っ人来てくれない?
今日、大会なのに一人欠席しちゃってさ・・・・
ちひろ:いいよー
りっちゃんの頼みなら断れない!
リッカ:さすが、私の親友!
ちひろも入ればいいのにー・・・・
そうこう言っているうちに、学校へ到着した
下駄箱で靴をはきながら
ちひろ:私は家の事情があるから、入れないんだよ―
リッカ:分かってるよ!
そう言いながら、教室へと入った
みんながざわついている
ちひろ:そういえば、今日は転校生が二人も来るんだよね
リッカ:良い男だったら、私はちひろのキューピッドになる♪
ちひろ:それで、その人の友達を紹介してもらうって言う計画かな?
リッカ:朝学活、始まっちゃうよ―
ごまかした=図星って事で取っておこう
それはともかく、席に着いた
先生:今日はみんなも知っている通り、転校生が二人来ます
さぁ、入ってちょうだい
二人の男の子が教室に入ってきた(二人ともイケメン!!)
一人は金髪でいかにも不良って感じの人
もう一人は黒髪で不思議な感じの人だった
先生:名前を黒板に書いてください
金髪の人が黒板に名前を書いた
黒瀬 剣魔
剣魔:今日からよろしくな!
もう一人の人は
秋神 裕紀(ゆうき)
裕紀:よろしくお願いします
先生:じゃあ、黒瀬君は夏木さんの隣が席ね
秋神君は高崎さんの隣に座ってね
りっちゃんがこっそり、ピースサインをしてきた
それと同時に、2人が席に着く
先生:二人は、放課後に一緒に校内を案内してあげてね
それでは、朝の学活を終わります
そう言った途端、黒瀬君の方へ一気に人が行った
何故だか、秋神君のところへは来ない
ちひろ:秋神君、よろしくね
私は高崎ちひろです
分からないことがあったら聞いてね
裕紀:よろしくお願いします
すみませんが、授業で教科書を見せてもらえませんか?
ちひろ:いいよ
裕紀君って、なんだか不思議な感じだね
つい、口走ってしまって、慌てて口をふさいだ
裕紀:そういうちひろさんこそ・・・・・
不思議な感じだね
ココだけの話、僕には霊感があるんです
秘密だけどね
ちひろ:そうなんだ・・・・
あ、授業が始まるよ
これ、教科書です
授業が始まっても、ちひろの頭は別の事を考えていた
心の中で
ちひろ:(なるほど・・・・霊感の持ち主なら不思議な感じの謎が解けた
でも、今まで闇の住人たちの被害にあわなかったのかな・・・・?)
こうやって考えているうちに、授業の時間が過ぎて行き
もう、お昼になった
りっちゃんといつもの様に一緒に食べたが、今日は転校生二人も加わった
剣魔:夏木ちゃん、可愛いねー♪
こんな子とお友達になれるなんて転校早々ついてるよ
リッカ:そんなことないですよ!
ちひろの方が可愛いですよ!
秋神君もそう思うよね?!
秋神君はいきなり話を振られ、しどろもどろしていた
そんな彼にちひろは助け船を出した
ちひろ:りっちゃん、そんな事言ってないで食べないと体育に間に合わないよ!
リッカ:やばっ!(給食を口にかきこむ)
こうして、いつもより賑やかなお昼を済ませて
体育館へ向かった
今日は4対4のバスケをやります
私はりっちゃんと秋神君と黒瀬君と組んだ
二人とも背が高いし、私たちも少しだけだけど高い
早速、試合開始!
リッカ:ちひろ、パス!
最初っから、バンバン攻めよう!
ちひろはドリブルしながら、頷いた
そのままゴールの手前まで行き
ちひろ:秋神君、パス!
彼は無言で頷き、そのままジャンプしてシュート!
その後、試合をしながら、
リッカ:この調子でどんどん行くよ!
剣魔君も身長高いからシュートとかよろしくー
剣魔:夏木さんの頼みは断れないね
一気に決めよう!
そう言った途端、相手からボールを奪い
そのままドリブルをして行ってダンクシュート!
剣魔:こう見えて、元バスケ部なんだよね
リッカ:そうなんだ!
じゃあ、このメンバー、最強じゃん♪
そういいながら、リッカもシュートを決める
相手チームは
S君:このチーム強すぎだろ?!
ていうか、夏木さんと高崎さんコンビだけでも強いのに・・・・
T君:あの二人は運動神経いいから・・・・
化物だよなぁ
次の瞬間、T君の顔にボールがシュートされた
(そのまま保健室行き・・・・・)
その後も試合続行され、今日最期の授業が終わった
荷物をまとめながら、
リッカ:あんな事言うからいけないのよ!
今度、あんな事言ったらバスケのゴールに頭から入れてやる!!
ちひろ:りっちゃん、T君が死んじゃうよ・・・・
そうそう、秋神君、黒瀬君
私たち、これから試合なの、また校舎案内するね
珍しく、秋神君が口を開いた
裕紀:何の試合?
良かったら見に行ってもいいかな・・・・?
リッカ:男女混合のテニス部の試合
私たちでダブルスをやるの!
もちろん、見に来ていいよ!
二人とも、結局ついてきた
でも、この後の試合で何が起こるのかは誰も知らなかった
たった一人を除いて・・・・
~続く~
今回はいよいよ、イケメン登場!!
果たして、今後の関係は・・・・・?!
皆さんも予想してみてくださいね~♪
次回はまさかの展開かも・・・・?!
ってか、夏木リッカって・・・夏木リンと菱川六花のミックス??
初対面で教えてくれるのが怪しいw