集団的自衛権
- カテゴリ:ニュース
- 2013/03/01 10:48:36
日本人の国民的期待として、「アメリカは有事の際に、日本を守るであろうということ」
日本国の基本的な体制として
「安全保障はアメリカに依存する」という
2つの前提があります。
それは日米安全保障条約に基づくものです。
条約というのは双務的なもの、
「こちらがこのような義務を負いますので、そちらもこのような場合には
このようにして欲しいです」というものです。
日ソ中立条約などはこのようにして締結され、そして一方的に
破棄されました。
日米安全保障条約は、日米で締結されたほぼ、アメリカのみ
義務を負う種類の片務的条約です。
日本は権利のみあり、義務を負わないという立場にあります。
日本の周辺には、核兵器を持つ国もありますし、
敗戦して軍隊がいまだ作られていないときに、
非武装民間人を殺し、領土を奪い取った国もあります。
日本の1945年以降の国家の安全は、アメリカの保護により
守られてきたというのが事実です。
もう一つの前提は、日本とアメリカは戦争をした間柄にも関わらず、
アメリカ側は日本の復興を助けてきたという事実です。
これは歴史を嫌いな人、関心が無い方にも是非とも知っておいて
頂きたいことです。
私たちは、北京国際空港が日本のODAでできたことを知っていますし、
右側通行のはずの韓国で、ソウル一号地下鉄は左側通行であることを
知っています。(韓国人が悪辣な植民地時代であったと
主張する大日本帝国が日本統治時代に作ったのです)
彼らが、それを踏まえず日本を悪し様にいう時に、
「恩知らず」という思いが頭をよぎるでしょう。
きちんと教育を受けた人はこのような例えをすることがあります。
「犬でさえ一食を恵んで貰ったら恩と思うのだから、
人間で恩を忘れるような人になってはいけない」と。
私達日本人は、冷戦後の政治体制で日本を赤化(共産化)
させたくないというアメリカの事情があったかもしれませんが、
祖父母、曾祖父母が敗戦時にアメリカに恵んでもらった
糧食、発展のために貸し与えられたガリオア資金について
忘れてはなりません。
日本が鬼畜と罵った国の民間人は戦争が終わると
食料の援助を始めました。
日本が世界に誇る新幹線の建設費用はアメリカが作った
世界銀行から借りています。
第二次世界大戦後の日本の発展は、日本人の努力の賜物でしょう。
しかし、影に日向にアメリカの援助があることは事実です。
集団的自衛権について論じる際に、以上の前提がどうしても必要です。
日本は他国に対して戦争をしない、攻撃しない、そう憲法で定めました。
集団的自衛権とは、他国を攻めていくことではなく、
同盟国=アメリカが何かの危機に晒された時に、
日本が助けましょう、ということです。
日本の防衛戦略は「専守防衛」というものです。
これが適切であるとは思えない(以前のブログで書きました)が、
この思想から兵器類は敵国を爆撃、占領するものではなく、
戦闘機を撃墜する類、核ミサイルを迎撃する類といった、
防衛型兵器が殆どです。
日本海を隔てて特亜三国という地域があります。
そのうちの北朝鮮に関しては、長距離弾道ミサイルを完成させ、
アメリカに打ち込むくらいのことを喧伝しています。
この種の危機の時、日本の防衛兵器でアメリカへ向けられた
核ミサイルを早期に撃墜するような想定でされているのが
集団的自衛権です。
移動式の発射台から、アメリカ、ハワイに向かって打ち上げられた
核ミサイル、現段階では日本が撃墜することは法制上
できません。
法制度として違法をするわけにはいかないので、
平時のいまのうちに、戦時の決め事をしておくのです。
日本がアメリカ側につくことで、日本もまた戦争に巻き込まれる
可能性はあるでしょう。
しかし、日米安全保障条約で一方的に日本を守ってもらいながら、
日本は何もせず、安寧をむさぼるというのは良いのでしょうか?
この視点から、自分は集団的自衛権について、賛成するのです。
火曜日、水曜日、金曜日は7:00~9:00か14:00から22:00の間、
木曜日は7:00~10:00か19:00~22:00の間、
土曜日、日曜日は7:00から17:00の間
が、都合がいいです。今回は、本当にごめんなさい。
自分の国は、他国に守ってもらい、自分は何もしないのは、自分勝手だと思います。
他国が攻めてきたとき、今の法律で、戦争がない状態になるのは日本の中だけであって、外国では苦しむ人が、たくさん出てきますよね。そんな風に自国のことだけを考えるのはわがままだと思います。
いくら今現在が平和だからといって、何も考えずにすごすのは大変な間違いだと思います。
最後まで読んで同意であることがほとんどです。
平和だからこそ考え話し合わなければならないというところは本当に仰る通りだと思います。
日本が有事になった際に最低限日本は自国を守ることは必要です。
そして「日本の代わりに戦ってもらう」のではなく、同盟国として共に戦うという意識が必要なのだと思います。
「同盟を結んでいるからといって、誰がいったこともみたこともない国のために命をなげだすのだろう?」という、現総理の安倍さんが総理になる前に書いた防衛論を読みました。
国を守るという意識のある国を協力して戦い守るというのは納得がいくものですが、単に戦うのが嫌だから他の国に代わりに戦ってもらうというのはムシがよすぎだと思うのです。
こういうことが理解できて、実行できる国家であることが日本が本当に必要なことで、これこそ主権の軸になる考えだと思っています。
ニュース記事の中で自分の意見や考えを述べられているものが少ない昨今、とても興味深く拝見させて頂きました。ありがとうございました。
今の状態だと自衛官が撃たれてから攻撃できるでは現代の戦闘では対応出来ませんし。
少なくとも照準用レーダー照射された時点で反撃(まぁ、本当はこれでは遅いですが)
自国民を護る事を他国に任せたままでは独立国って言えないと私は思います。
でも、自衛隊法の武器使用条項に反対してるのは創価学会の青年部と婦人部なんですよね。
公明党としては支持母体の創価学会の意向を取り入れない訳にも行かないのが現状でしょう。
何せ青年部、婦人部は選挙運動時の実働部隊なのでそこが協力してくれないと選挙は戦えない
背景がありますから。
先日京都にXバンドレーダーの配備ニュースが報道されてましたが日本本土を飛び越えてる時点で
迎撃しても良いとは思います。