✪ 月の缶詰
- カテゴリ:アニメ
- 2013/02/24 16:43:49
月面に工場が次々に建ち始めた頃、
「月の缶詰」が記念品として製作された。
砂状の鉱物が入っている物と、
何も入っていない(つまり真空である)が月の工場で製作され地球に運ばれた。
原料はただみたいなものであるが、
なにしろ運賃がかかるので結構な値段になってしまうのである。
鉱物は地球上の空気に触れると急速に酸化するため、
缶を開けるとみるみる変色する。
それが月の鉱物である証拠であり、面白い。
最もすべての鉱物がそんな性質をもっているわけではなく、
あるいは意図的に処理されただけのこと。
したがってわざわざ月で製造しなくても、
地球の鉱物を使って化学処理を施せば同様のものを作ることが可能である。
こうして、海賊版の「月の缶詰」が当然出回った。
このブームは他所へも広がり中には、
ペットフードにいたるまで月面で作られたような紛らわしい表記のものがあ。
いわく、「月まで猫まっしぐら」とか書いてある。
一方、真空を閉じ込めた缶詰も人気を呼んだ。
そのラベルには「月の無」と印されており、
注意書きにはこうある。
この缶詰は何も入っておりません、
缶を開けると地球の汚れた空気が入り込みますのでご注意下さい。
この缶詰は開け口がプルトップではなく缶切りで開けるのがあじある、
チョツト手間だが反対にそれが余計に人気を呼んだ。
小さな穴を開けると、そのとおり空気が吸い込まれ。
やがて、普通の空の缶詰になる。
この瞬間いったいどちらが缶詰の外なのか、
考えさせられる。
ひょっとすると缶詰に閉じ込められているのは、
缶の外側の地球全体で。
それが缶詰の中の宇宙にむかって、
飛び出そうとしているようにも思えるからだ。
この真空の缶詰も、海賊版が登場した。
しかし町工場の小さなコンプレッサが作り出す真空も、
宇宙への脱出を夢見た人類の「本物」のノスタルジィであろう。
この缶詰・・・賞味期限は記されていない。
いえいえ~ぃ。
なんか……こんなにすごいのかけるってすごいですね!
オリジナルでも作りますか。
今、缶詰はマイブームでし。
それは・・食べられましぇん。
買うか。
その時や場所を封じ込めたものってイメージが定着してる。
思い出も一緒に封じ込められそう。
例えば、結婚式の缶詰とか、産まれた日の缶詰とか、いろいろ考えられそう^^
1缶詰開ける度に・・・1歳若返る!
なーーんて缶詰あったら売れるかなぁ?
その逆も欲しくなるかもね〜 ぐふ
夢がないw でも、ロシアの人々は明日のミルク代の足しにと拾ってたり。。。
夢のようなお話も 現実では切り売りされてるわに・・。
私の頭の中では、今でも月でウサギが餅ついてます。
大気汚染が酷いからね
新鮮な空気が美味しいらしい
空想が現実となって 細胞も作れるようになって クローンも ロボットもできているから
いつかほんとに 月に工場ができるかも^^
でも ファンタジーな世界は いつまでも残ってほしいね
ブラツクポットチリペッパーならあります。
真空投げ~~~。
確かにどちらが外か内か...う〜ん..ですね。
開けちゃうとただの空の缶詰。
もったいないから私は開けずにとっておいちゃいのかなぁ...