Nicotto Town



「ぼくを探しに」?

11冊めと12冊めの洋書。

”The Missing Piece”
”The Missing Piece Meets the Big O”
By Shel Silverstein(シェル・シルヴァスタイン)

小さな子供がマジックか何かでイラズラ書きしたような線の絵に、簡単な文章が添えられています。

「ぼくを探しに」と「ビッグ・オーとの出会い―続ぼくを探しに」
倉橋 由美子さん邦訳の日本版を読んで、ずっとずっと欲しいと思っていました。

ぼくが、自分に欠けているカケラを探す"自分探し”の物語だと思っていたのですが、
原書を読むと、なんだか違いました。
「ぼくを探して」いません。
「かけら」というコトバも、一言も出てきません。
「Piece=かけら」ではありません。

日本版でも、読む人によって、そこから受け取るものは人によって様々だと思いますが、
「ぼくを探して」というタイトルで方個性が定められ、
「かけら」というコトバでイメージが固定されてしまったように感じます。

日本版をお好きな方は、ぜひ原書を開いてみてください。
簡単な英文なので、中学校レベルの英語力がなくてもだいじょうぶです。
邦訳を忘れて原書を開くと、違う”The Missing Piece”があるかもしれません。

もちろん、原書を読んだ今でも、日本版はとても素敵な邦訳だと思っています。
原書を読むと、邦訳の見事さも実感できます。

「ビッグ・オーとの出会い―続ぼくを探しに」は、あまり印象に残っていませんでしたが、
原書を読んだら”The Missing Piece Meets the Big O”の方が、より好きでした。

アバター
2009/07/30 23:06
>すかさはサマ 子供の方が、純粋に絵からのイメージを受け取れそうですね。うらやましいかもー。
アバター
2009/07/30 02:29
身内の小さい子が、邦訳を大笑いしながら読んでいたのが印象に残ってます。
「はみだしてる〜ww」「ちがうし〜w」「みっけ〜」
むちゃに楽しそうでしたw

「かけら」Pieceであまりはずれたイメージがないのは、「自分探し」にあまり思い入れがないからかな。
探しようもなく人間はそこにいて、で、何するか、ってことじゃないかと。

とりあえず、丸がとんがるほど「はみだしてる〜」を「それ」だと言い張らない程度には大人になりたいw
アバター
2009/07/28 22:29
>ぼーるがーどサマ 日本版がまるで違う内容になっているわけではないので、
原書を読んで、日本版と同じ感想をもつ人もいらっしゃると思います。
アバター
2009/07/28 01:48
両方とも日本版は持ってますが、原書には思い至りませんでした
どんな内容なんだろう、すっごく気になる!
探してみるか……



カテゴリ

>>カテゴリ一覧を開く

月別アーカイブ

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011

2010

2009


Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.