その鮮魚コーナーで、私は出会ってしまった。
じーっと見つめる、つぶらな瞳。
初めて会ったのに、以前から知っているような。
そして、何かを訴えるような・・・

私は勇気を出して、声を掛けた。

「この　まだら、お腹出して下さい」
「はい。350円です。お待ちください」

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

たらの粕漬けが大好きです。
焼いたあと、白身がトロットしたところがとても好き。
でも、たらは いつも切り身を買っていました。
今日は、お頭つきの「たら」を一匹、始めてお料理です。

まずは、いつものお魚料理の手順。
マイ出刃包丁で 頭を落として、三枚におろす・・・・

切り身にして、お鍋に入れる。
料理酒・醤油・砂糖を入れて、落し蓋をして、煮付けを作りました。

出来上がったら・・・・荷崩れが。

たらは荷崩れしやすいので、煮る時注意が必要でした。
でも、白身魚の柔らかさと煮汁の旨さで、形は悪いが誰も残す人はいませんでした。
お頭も、頭の上にたくさん食べるところがあって、皮も美味しくて良かったです。

あとでネットで調べたら、たらの 肝、しらこ、胃も食べられたので、これを鮮魚コーナーで取ってもらったのは間違いでした。
次は、お腹も美味しく、ぶつ切りの煮付けにチャレンジしてみます。